aromayogameditationさんからの質問
富樫先生のブログやyoutubeいつも参考にさせていただいています。私はパニック障害になって約8年、37歳の主婦です。5歳の息子が一人います。
パニック障害持ちの子育ては大変ですが、なんとか楽しくできています。子供が支えにもなっています。
1年ちょっと前に大きな発作があり、どん底の日々を3週間くらい過ごしました。その時は、2週間くらいの旅行がきっかけだったので、富家に帰ってきてから、瞑想したり、ヨガしたりして、なんとか立ち直りました。
それから、本気で治したいと思い藁をも掴む思いで色々なことをやってきましたが、先生が言っているように怖さにとらわれてしまって、予防策に力を入れてきてしまった気がします。
もう一人子供が欲しいという思いもあり、でも、パニック障害がよくなってからと思うと、正直、ここ数年焦りを感じてきています。最初の妊娠出産が予期不安で大変だったので、ここでも、怖さにとらわれてしまっているのかもしれません。
私はPMSもあり、体調に波がありますが、大きな発作はここ半年くらい起こっていません。発作自体は軽くなってきていて、だいたい10ー15分くらいで頓服なしでも、ゆっくり呼吸していれば治るようにはなってきました。
ただ、ほっさが起こると、やっぱり1週間くらい引きずってしまいます。眠れなかったり、手が震えていたりします。お仕事は自宅でできる短時間のお仕事を週3回ほどしています。
2年前にはアメリカ(夫の実家がある)に行ってくることができるまでに回復していたので、焦りがよくないんだな~とはわかっていますが、焦ってしまう自分がいます。
1年ちょっと前の大きい発作以来、慎重になってしまい、電車、バス、飛行機には乗れていません。以前はパニック障害でもなんとか乗れていたので、体調をみてチャレンジしたいとは思っています。
本当に治したいと思っています。
まとまらない文章ですが、、何かアドバイスお願いいたします。
回答
パニック障害を抱えながらの、妊娠については周囲が思う以上に本人にとっては、大変勇気のいることです。しかしながら女性であればこそ、産みたい!という気持ちがあるお方であれば、切実です。そのような方は実際に非常に多いです。
今のお子さんの妊娠から出産にかけての、大変さを体験し、その記憶も鮮明であるならば、もう一人…という気持ちにブレーキがかかるのも自然なことです。
しかし、あれから数年…
あなたは今もパニック障害を抱えながらも、以前よりは対処の仕方を学んできているのではないでしょうか。
パニック障害を治す秘訣は、症状や、予期不安をコントロールすることではなく、それらが出てきたときの、「自分のあり方」を変えていくことにあります。
回復の一歩手前まで、大切なことです。
症状や、予期不安を敵にして戦うことは、かえってとらわれを酷くするだけなのです。
あなたは数年前より成長しています。
対処の仕方もわかっていて、完璧とは言えないまでも、うまく共存しつつ生活ができているようです。
できていないところを探せば、確かにあります。しかし、できていることも多くあるのではないでしょうか。
こうした新しい体験をしようとすると、様々できない証拠を見つけ抵抗します。この「ストーリー」には戸惑わないように。あくまで体験に基づいたストーリーであって事実ではありません。
そして、それはまだ起きていません。
「もし起きたら?」
起きたら、今の自分ではなく、その時の未来の自分がちゃんと対処してるから大丈夫です。
今のあなたが対処するのではありません。
そして未来は、その通りにはやってきません。
今の自分が信用できない。
万が一を考えると…
これこそが、自らの中に新しいストーリーを作り、現実の世界ではなく架空の世界に生き、苦しむ根本の原因です。
今にしっかりいなさい。
ストーリーに生きることのないように。
万が一もなく、ちゃんと落ち着くところに落ち着くので今のあなたなら、大丈夫です。