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Q29:頑張ることが、誰かのための義務となってはいないか?

あーちゃんからの質問


先生、また聞いていただきたいのですが、最近卒園式やら入学式のことを毎日考えているせいか、また新たな敏感波が来ています。

 
少しの距離でも過度の緊張と不安に襲われ行動にストップがかかるというか。もちろん運転は好きで一人でも毎日子供を送り迎えした後も出掛けます。ドキドキしながらも行動しているのです。
 
先日、家族で高速で実家に行きました。
もう行く前から過度の緊張でバクバクして。
なんでここまで?少し前は小さな緊張程度で行けてたのにと…
 
ただの緊張なのか予期不安なのか発作なのかよく分からなくなってます。この日は迷わず抵抗していた頓服に頼りました。
 
なので帰りは薬なしで!と思っていたけど、半分の距離にあるコンビニで停まり、結局、薬を飲むはめに。なんでこんな風になっちゃったのか…
 
たまたま来た。それを体験してるだけ。
なのでしょうが、なかなか…。
家でもくる時は来るけど…
やっぱり出先だと、とらわれ最大!
10月の大波を思いだし、あ、息の仕方が分からない!ずっと続く感じ。怖い。助けてとなり…
 
実は今日、子供を園に送る途中、第1の恐怖が来ました。
 
今日はこんな時に来たのね~と軽く挨拶をして。
第2の恐怖は付け加えてないつもりなんですが、毎回毎回経験しても恐怖は増し、息苦しくなり、園の近くまで来たのに自宅方面へと折り返してしまいました…
自宅が安全だとは思ってないのに…
 
で、自宅が見えて、でも今日行かなきゃまた悪いイメージにしたくない!と思い、また園の方面へ。
無事着いたのに、そこでまた不安発作が。 
 
先生方に正直と話し、園で頓服を飲むはめに。すぐには効かないのに。先生に背中をさすってもらい…
情けない母親です。
 
先生(;_;)
辛すぎます。
過去と比較しても意味ないけど、今まで出来てたことが出来ないのが悔しくて苦しい。
 
頓服なんて飲みたくない。
もちろんどうしてもって時だけにしてるけど、いちいち頓服なんかに頼りたくないのが本音で…
 
ちょっと前に行けてた海とか遊園地とか…
本当に行けるのかなと怖くなってます。
 
ポールは凄すぎますよ。
来るなら来るがいい、歓迎するよ。
なんてやっぱり今日も思えませんでした。
ポールは本格的な発作は1度しか経験してないと書いてありますが、他の症状はあれは予期不安なのですか?
 
なんだか頭が混乱してます。
とにかく、子供とたくさん出掛けたいです。
先生から見たら私は今、どの段階でしょうか。
 

回答


不安や恐怖を抱えながらも、やるべき事をやってきた、あなた。
 
でもやっているわりには、できる事が増えてきたわりには…
 
でもやっぱり不安はあるし、過度の緊張はあるし、時に大きな恐怖の波もあったりで、やっている割には、どことなく進歩してる実感がわかないといった感じでしょうか。
 
そこにきて、大きな発作症状が出てくれば、今までやってきた事に対する無力感と失望を感じてしまうのは無理ありません。
 
いつもと違う何かが起こることも、回復の過程ではあることも頭ではわかっているけれど、なかなかその時がやってくると、理解した内容で対処ができないことに戸惑うのでしょう。
 
もはや自分がどうなっているのか、どうしていったらいいのかすら、わからず、ブレにブレまくってる様子が文面からも伝わってきます。
 
その度に自己説得しても、すぐに消えるわけではない予期不安や発作症状に慌ててしまい、実況中継などやるべき事を、戦いの道具にしている罠に引っかかっているようです。
 
結構思うのは、少し自分にモノゴトを強制しすぎている感があるように感じますよ。
 
「できてきていたんだから、こうなってはいけない、こうなるべきではない」→それなのに!
 
「ルール通りやってきたんだから、肯定的に受け取っていいはずなのに!」→それなのに!
 
「他をみると、(ポールさんなど)こうなっている、こうなるって言っているのに!」→それなのに!
 
こうなるはずだったに。
 
こうあるべきなのに。
 
ちゃんとやっているはずなのに。
 
そんな「はずなのに!なんで私は…」にとらわれすぎて、何か予期不安や発作症状と勝ち負けを競っているような感じを受けますよ。
 
勝ち負けはないし、たとえ負けてもそれは負けではないし、次に生かすための学びとすればいいわけですしね。
 
それとあの時の私、他人との比較で自分をそれらに合わせようと必死な様子も伺えますよ。
 
そうした事と、今起きてしまっている事を連結させないで欲しいのです。
 
ただ、ただ今に起きることだけを受け止め、今の体験にだけ目を向けましょう。
 
今起きている事を、過去と結びつける事で心は簡単に動揺し、今に生きる事が難しくなってきます。
 
いずれあなたは回復していくでしょう。
 
ただ、今一度、練習を行なっていることの意味、そして起きる事に対して、競争、張り合うことを放棄していきましょう。
 
治そうとする高い意欲は良いのですが、戦い、勝負事にはしないようにしましょう。
 
そこを理解しつつ、今まで通りの練習、機会を生かすことをしていけば、いずれは今の苦しみを苦笑いで受け止めることぐらいたやすい状態になると思いますよ。