Q9:予期不安、緊張による身体の凝りの解消法

mayさんからの質問


いつもお世話になります。

先日も身体の凝りについて質問した者です。いつも行動で不安をやり過ごし、ダメな日でも「またそのうち調子の良い日がやってくる」と前に前に進めて過ごしております。

調子の悪い日の次の日は諦めでスタートするからかいつも逆に症状が出ず、この諦めの境地に味をしめ「出てきたらその時」「良い日が増えてきてるし今日がダメでもいいや」という態度で過ごしていました所、1週間何も症状が出ず(でそうになっても酷くならず)過ごせていました。

しかし、今週に入ったある日ほんの軽い症状が顔を出しました。私の場合は首から鳩尾にかけての苦しさです。同じくやり過ごすのですが、翌日は上半身が凝りに凝っていて、首から鳩尾までビンビン、それがきっかけであらゆる場面で症状が現れる事態に。家の中でも苦手な場所が増えました。ガッカリ。

症状に惑わされない週は体も筋も非常に楽で出てくる気すらしなかったんですが、辛い症状が1日でも出たら筋肉を強張らせるのか身体に負担が残り、それが引き金になり癖のように症状が出始める。身体の凝りに囚われているだけでしょうか。それすらも受け入れて、リラックスしなくては…という考えも不要だということなのでしょうか。首と背中を緩めたくて整形外科の低周波を受けに行ったりした時期もありました。

何度も再発しており、前回治った時よりも手強く感じています。

 


回答



「再発」という言葉はパニック障害を克服する上で、必要悪な言葉だと私は思っています。

 

人間ですから、良い時も悪い時もあります。

良い時が続けば、いつもそうあって欲しいと思うもの。そんな時が、そうではなくなった場合の戸惑いと、落ち込みは相当なものでしょう。

 

でも、ここが踏ん張りどころ。

練習の成果の見せ所なんですよ。

 

苦しい局面です。

受け容れることは、到底無理!と思うでしょう。

そう思って、受け容れられずに苦しんでいること自体を、まずは受け容れましょう。ジャッジせず受け容れるというのは、このようなことです。

 

そして、その間の不快な気持ち、考えたくもない思考も、取り消そうと必死にならず、それをそのまま浮かんで通り、時間のなすがまま、するべき事をそんな状態でやっていきましょう。

 

「前はこう思えたのに」

「前はこうだったのに」

 

と過去のあの時と比較してしまうと、今はあっという間に暗さに覆われてしまうものです。

 

「比較の罠」にハマらないように気を付けましょう。

 

カラダの凝りに関しては、ごくありふれた症状です。

必要以上の緊張がカラダに凝りとなってあらわれるのです。

 

不快かとは思いますが、温かいお風呂にゆっくり浸かるとか、食事や睡眠に気を配るなど、最小限の心地良さを自分に分け与えてください。

 

それ以上、それら不快の数々を取り除こうと必死にならない事です。

 

戦えば負けます。

そして現実は、あなたの頭の中のストーリーよりは優しいのです。