aromayogameditationさんからの質問
富樫先生、こんにちは。
1ヶ月ほど前にもコメントさせていただいたものです。
去年から(1年ほど)パニック障害を回復したい一心で、いろいろやってきました。私は動悸などがひどかったので、栄養に興味をもち、分子栄養学の先生に聞きながら、鉄、亜鉛、ビタミンB類などサプリをとったり、プロテインを少しとったり、漢方薬を試したりしてきました。
この一年で少しづつですが、だいぶ良くなってきている気持ちもしていました。発作じたいはゆっくり呼吸していれば15分くらいで治るようになり、サプリのおかげか、動悸やからだの硬直感やひどい疲れも和らいできたような気がします。
でも、1週間前くらいから不眠がひどくなってしまい、戸惑っていました。もともと、不眠はあったんです。数時間寝て、ドキドキして起きたり、良く目が覚めてしまったり。
でも、一睡もできない日が数日間続き、不安になってしまい、昨日、いつも行っている心療内科へ行って、眠剤を出してもらってきました。
不眠のサプリも飲んでいます。昨日はお薬お飲んで、数時間ぐっすり眠れました。まだ、疲れていますが。。。今は少しゆっくり休む時期なのかなと思いながら、無理せず、考えすぎずいきたいと思っています。
1週間前には1年半ぶりに電車にも5駅くらい乗って、札幌へも行ってくることができました。ゆっくり呼吸していたら思ったよりは大丈夫でした。一歩前進、でも、気づかないうちに、いろいろ無理してしまってたのかな。。。焦ってしまってたのかな。。。気を張っていたのかな。。。と自問自答しています。
なにか、アドバイスありましたら、お願いします。
回答
自分が良かれと思ってやってきた事が、ある時、結果に結び付かないとき、人は戸惑い不安になるものです。
以前はこうだったのに、ここ数日は鳴かず飛ばずとなると、いよいよ原因探しも始まるでしょう。
「たまたま」起きただけとは思えなくなるものです。
「〜したら大丈夫」と思って人は、事態に備えるものです。
あなたも良かれと思って、自分のできる範囲での対処だったのでしょう。
しかし今回のような出来事は起きるのです。そうした備えはやるなと言いたいのではありません。
ただパニック障害という病気の性質上、こうした事が起こりうるということ。
そして、そうなった時にこそ、今に自分を戻すためにするべき、私がお話してきている事をやる事が大切です。
こうした事が数日続くことは、人を不安にさせますし、その続く不安に耐えきれずに、状態をコントロールしようと必死に備えに走ります。
しかしこれは受け容れとは違い、戦いとなり、浮かんで通り、時間の経過に任せるという態度とは程遠いものとなります。
今回のことは、良かれと思ってやった事が、結局は症状や不安との戦いの道具にすり替わり、結果にこだわった結果、いつも、どこかで自分自身を監視していたのではないでしょうか?
お話している行動練習も、大変勇気のいることではありますが、そのためにパニック発作症状や予期不安を起こさないような仕掛けを私たちはこしらえます。
しかしながら大切なのは、事を起こさないようにするというのではなく、起こした時の自分の在り方なのです。
ここを誤解してとらえてしまうと、進歩が止まりますので、今一度、振り返って理解を深めるようにしてくださいね。