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Q51:パニック障害を克服するための恐怖の区別

MRさんからの質問

ブログ読ませてもらっています。
こちらで本も知り、繰り返し読んでいます。
 
私は、嘔吐恐怖症でとにかく怖いです。
外食も買い物も想像してしまうと怖くなり、思うように出来なくなっています。
 
頭では大丈夫。いつものこと。と、受け入れて受け流しているつもりでも、余計に気持ちがドキドキしてしまって逃げ出したくなります。
 
気分が悪くなってきてるような気がしてしまうと、本当にこのまま気分が悪くなるのか、思い込みでそうなのか判断がつかないです。
 
その時にどうしていいのか分からず不安が強くなってしまいます。結果、いつも本当に吐いてしまうことはないのですがその区別が付きません。
 
それが辛いです。
そんな時はどう乗り切れば良いのでしょうか。
 

回答


まず「第一の恐怖」と「第二の恐怖」の違いを区別できるように心がけましょう。
事が起きて怖くなり、それに伴って身体が不快な症状を示してくること。これは避けられません。これは健康だと言われている人からしたら、不自然ではありますが、パニック障害の人にとっては、これは「第一の恐怖」としての反応なので、自然であり避けられません。
 
しかしながら、このような状態に陥るのは、「第二の恐怖」を自ら作り上げた結果です。誤解のないようにお伝えしますが、この事は「自分自身がいけないんですよ」と言いたいのではありません。ここは誤解をしないようにしてくださいね。自分自信を責めることは回復を遠ざけます。
 
何度も繰り返す思考や、ついイメージしてしまうことにとらわれ続けてしまうことが「第二の恐怖」であり、そうなれば「第一の恐怖」は自然な成り行きであることを、まず仕組みとして知ってください。
 
その上で、実際の場面で「第一の恐怖」として自然に出てきた思考や不快な身体症状に対して、自分が発している「言葉」をキッカケに、この言葉が「第二の恐怖」であることをしっかりと認識しましょう。
 
そして自分がそれをコントロールしようと躍起になっていることを良いか悪いかのジャッジをしないで、ただ気付いていくこと(実況中継)。
 
ここには回避行動、気をそらすことに目がむきがちです。不快な思考や症状を遠ざけようと必死になります。
反射的にそんな行動をしてしまうことは、なかなか避けられないことではありますが、その切迫感が火に油を注いでいることに気付きを入れていきましょう。
 
こうした身体反応はとても人を驚かせます。
その時に発する「言葉」をヒントに恐怖の区別をしていきましょう。
 
そして自分が「思考」にとらわれた時、「…と!考えたんだね、そんな自分に気が付いているよ」と自分がブツブツと発した、心の声の後に付け加えておきましょう。
 
こうした訓練をしていくと、自分を客観視する力が身に付いてきます。これをメタ認知能力と言います。この力を育てていく事が、パニック障害を克服していく上で重要となってきます。
 
これからもブログ、YouTubeを繰り返していただき、理解を深めていってくださいね。かなり古い記事もできたら読んでみて下さいください。かなり重要なことや、私自身の体験が細かく書いてありますから。