Kさんからの質問
先生に教えていただいた通り、
不快な症状、緊張を感じながらも、職場までの15分ほどを良い練習と思い、行ってます。
すごく緊張してる自分に、改めて気付きました(汗)
そして緊張からくる不快な症状も。
それを感じながら仕事をしてみました。
気になるよね、どうにかしたい自分がいるよねとツッコミを入れながら、たまに外に出させてもらい、外の空気を吸いながら、やってます。
そして実家にも高速で帰りました。
夜だし大雨だし、嫌なイメージ?なのか、うわぁ~っときて、一瞬で飲み込まれ、怖い!ダメだ!と家族に叫んでしまいました(..)
第2の恐怖が止められませんでした。
悔しいです。
でも、途中でおりることなく行けたのでよし!としました。
今 私って本当に敏感な時期なんだなぁと少し客観的に見るようにしてます。
このままやり込んでいいですよね?
それと、先生は空腹の時に発作を起こしたことはありますか?
この前、私が一番安心する時間の夜中に目覚め、お腹すいたー!とすごく感じて、お茶でも飲もう!と立ったら、いきなり不安感、恐怖感、焦燥感が来てしまい、慌ててしまい、治まりも悪かったので家族に電話してしまいました。
関連付けたくないのですが、
先生は食事は意識しましたか?
よろしくお願いします。
回答
人として当然感じてしまう「第一の恐怖」は避けられません。そして「第二の恐怖」を区別し実況を放り込み、コントロールすることは簡単ではありません。
そしてコントロールすることでは、そもそもなく、「第二の恐怖」を止めることでもありません。
実況中継はただ「気付き」であり、事実と解釈(第二の恐怖のネタ)を分ける作業です。そして現実を「今は変えられない出来事を体験しているだけなのだ」と受け容れていく作業です。
おっしゃるとおり、神経が過敏な状態にあるのです。
以前のように怖さもなかったことが、今や怖くなり、それが「第一の恐怖」になってしまうぐらい神経が過敏な状態にあるのです。これは私も含め、読者も皆同じです。
この神経過敏な状態を快方に向かわせるには、戦わないこと、強い関心をもたないように心がけ、少しの間でもいいので、「浮かんで通る」こと、「時間の経過に任せること」です。
カウンセリングの時間にお話した通りを行ってみて下さいね。
さて「空腹時も発作」について。
私は「空腹であれば大丈夫」という思い込みによって、空腹時の発作は、ほとんどありませんでした。むしろ満腹感が発作を引き起こす要因になっていました。「食べてしまった!」「嘔吐に十分な量のものが胃にあるのでは?」と解釈が走り(第二の恐怖)、発作を引き起こしていました。
なので皆と同じような罠にハマり、大切なイベントごとには食事をしなかったり、消化の悪いもの、嘔吐に繋がりかねないと、「勝手に自分が思い込んでいる」ものは避けました。
もちろん回避行動ですから、発作は避けることができましたが、より用心するようになり、そのことに関心が強く向いてしまうので、神経も過敏になってしまいました。
何をしなくてはいけなかったのか、言わずとも分かりますよね?
症状の治りの悪さを、我慢できずに電話をしてしまったのは、回避行動であることはわかってはいるとは思いますが、時として、そんな状態になることもあります。
今回の「空腹時の発作」を単なる出来事、そしてそれを体験しただけとして受け取りましょう。
空腹が原因?と思うのは、単なる物語です。
事実は「空腹が…」ではなく、自分の中にある物語が第二の恐怖としてフラグが立て、膨れ上がっただけです。
アドバイス差し上げたように、淡々と取り組んでみて下さいね。