· 

Q75:一進一退に惑わされずパニック障害を治す方法

ポンタさんからの質問

4年前にパニックになりました。
その前から6年ほど体調は悪くずっと不安と戦っていました。
2年程前に冨樫先生のブログを見つけ、かなり回復し仕事まで始めました。しかし、この夏からまた予期不安と戦っています。
でも、先生のyoutubeを見つけ毎日見ています。
ふつうに外に出て買い物も行ってたのに、今はそれすらも不安です。
仕事は訳あってやめてしまったので外に出るきっかけもなくなってしまいました。思考が間違ってるのは分かっています。気づいています。
その不安すら受け入れるようにはしていますが、私は最終段階のテストをされているようです。このまま、無理矢理でも外に出て暴露療法を続けた方がいいでしょうか。
子供がいるのですが、子供には打ち明けずにやりたいと思っています。

回答


パニック障害を治していく過程では、波はつきものです。ずっとできていたことすら、キッカケすら掴めないまま、できなくなり、とらわれの罠へとハマる人は少なくありません。私も順調にいっていたわけではなく、波にとらわれ道を失いかけた事は何度もあります。

しかしパニック障害を克服するということは、そういうことなんですね。そしてパニック障害、鬱を含む心の病全般に言えることは、こうした一進一退が回復への道筋にあるのです。

頑張って言われたことをやっているから。ちゃんと理解している、わかってきた。となっていても、その波は等しく訪れます。

そんな時は疑心暗鬼になるものです。予期不安と戦ってしまうかもしれません。それさえも、まぎれもない今日の私、今の私なのです。それを受け容れてください。

そして、できないことに強い関心持たずに、その中で今日、そして今できることに取り組んでいく。その間にさまざまな不快な想念、症状に見舞われてしまうかもしれません。

そうしたなかで取り組めることは昨日とは違うかもしれません。自分の満足のいく結果にはならないかもしれません。

しかし、そんな状態の自分であってもそれを受け容れてください。未来への展望もかすみ、希望すら失うことがあるかもしれませんが、それはあくまで現状がそうした想念を引き起こすだけです。そんな一時的な想念の虜にならないように。

目指すべきは、予期不安や症状が有る無しではなく、あっても出来ることが増えてきた、行動範囲が広がってきた…というところ。それら不快感の波への抵抗力、免疫をつけるといってもいいでしょう。有る無しにとらわれないように。

少し辛い時期は、行動練習も控えて大丈夫です。そして、取り組むにしても、いつものような結果を出そうとする必要はありません。昨日までと同じ練習をしなきゃと、自分を強いる必要もありません。

しかしながら、どんなに辛くても部屋の風通し、社会の窓口を閉ざさないように。わずかな時間でも家の周囲の散歩でもして外の空気は吸うこと。それは守ってください。

あとはその間、浮かんで通り、時間の経過に任せていけば、また波は平穏に戻り神経の弾力性を取り戻すに至ります。

焦らず、しかし後ろ向きにならず、その場にとどまり、時に半歩でも進めたら良しとしておきましょう。私にもそんな時期は何度かありました。そして私は今、ここにいます。

それを忘れないでくださいね。
あなたも、いずれそうなりますからね。