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Q77:いつかは巡ってくる恐怖突入への正しい在り方

ゆうさんからの質問

こんにちは。
以前も質問させていただいたものです。専業主婦で子供2人と日常生活は問題なく送れるようになってきました。しかし、先日から歯が痛くなりついに歯医者に行かなければいけなくなりました。 

パニック障害になってから歯医者が怖くなり、行きたいけど行かずに時間が過ぎてしまっていました。 

なんとか鎮静剤を使って治療してくれる歯科を見つけて予約したのですが、それでも予期不安に悩んでいます。
不安がずっと頭の中をぐるぐるしていて、気もそぞろな感じです…

やることはやはり、基本的な気づきを与えてやることでしょうか。よろしくお願いします。


回答


あなたなりに、何とか試行錯誤して頑張り、ようやく穏やかな日常生活にまでこぎつけたことは、大変喜ばしい事です。

あなたがやるべき事を知り、行動に移した結果ですね。しかしながら、それはある意味、自分の予測範囲内での事でした。

今回、歯医者という予想外の事に出くわし、ワンステージ上がった状況での行動力を発揮する時がきました。これは歯医者に限らず、回復の過程で起きる事であります。

たまたま歯医者であり、今であっただけ。

歯医者を避けられても、この先、このようなワンステージアップした状況での行動が必要となります。つまりこれも練習の一環として避けられないということです。

お分かりかと思いますが、今の予期不安は、歯医者には行きたいけど、そこで起きるかもしれない自分の中の予測が元となっています。

歯医者という今となっては不慣れな状況を、今までの苦しく苦い体験というフィルターを通して、思考の中で先行上映しているのです。

しかし、その予測は予期不安の事態よりは厳しいものとはなりません。それはあなたが今まで予期不安を乗り越えて行動してきてわかっているはずです。それは思考であり、事実ではありません。事実はそこに身を置いて分かることです。

不安が頭の中をうごめいて止まらないことを不快に感じつつも、止めようとせず、何かしらでコントロールすることも、出来る限り放棄し、浮かんで通ることです。

あなたの不安は、歯医者を不安なく、症状もなく無難に終わって欲しいという期待からです。そしてその期待と現状とのギャップに辛い感情を味わっているのです。

今のあなたの現状は、不安を抱えながら、気分優先ではなく、目的優先で動くことこそが大切です。 

この試練とも言うべき、これからあなたが体験する新しいステージが、回復のさらなるキッカケになる事は間違いがありません。今回は回避しても、いずれ状況を変えた形で、今回のような気持ちのまま体験せざるを得ない時期がきます。

今やるか、先延ばしにするかの違いです。

もっと自信がついてから…と思うかもしれませんが、そうやって自信が満タンな時が今まできましたか?

人は、自信がない状態で試行錯誤しながら、前進して自信は高まっていくのです。何事も初動がもっともエネルギーが必要となります。今までの体験してきたようにスムーズにいかない可能性もあります。

しかし、ワンステージ上がった状況での、第一章です。気付きをいれ、今に自分を取り戻し、不快をコントロールしようとせず、またコントロールしようと躍起になっていたら、ジャッジしないで、ただ受け容れ、浮かんで通り、時間の経過に任せてみましょう。

そうしていくうちに、少しずつ不安がありながらも、目的を果たすことができることを、より体感として受け取ることができると思いますよ。