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Q84:万人受けする生き方など必要ありません

たくあんさんからの質問


こないだはカウンセリングありがとうございました。お仕事の方は、まだ行けていません…が。
今回の質問は、何もしないについてです。

最近、富樫さんのブログを読んでいて、スマートに生きれなくてもいいや、かっこつけるななど読んで、僕も何もしない、無為はすごく楽だなあと感じています。

だけど、元々、僕は笑顔をずっとやっていました。いつも、ニコニコです。

もし無為で何もせず、スマートにかっこよくを手放したら、愛されないんじゃないか…
恋人もできないんじゃないか…
など考えてしまいます。

笑顔じゃないと愛されないんじゃないか。
だけど何もしないでいたほうが楽です。

好かれたいから、笑顔じゃないとダメ、かっこよく、可愛く、堂々としなくちゃ、優しく、思いやりを、完璧じゃなくちゃ、情報も知っておかなくちゃ、男らしく、立派に、しっかりと。これが自分の中にある、こうじゃなくちゃです。

こんな完璧フル装備な男なんて目指したらぶっ壊れるぞ…ってわかっていますが、笑顔を捨てたら、装備を捨てたら周りから何か思われるのでは…?
彼女もできないのでは…?
笑わない男なんて嫌じゃないか…?と思ってしまいます。

自分としては、鎧など捨てて、ありのままの自分、無為な自分で歩きたいと思っています。弱さも見せていきたいです。

最近、笑顔の自分と、ありのままの自分。どちらが良いのか、迷っています。こっち…あっち…こっち…と行ったり来たりでなんだか疲れてしまいました。


回答


人は誰しも、他人から承認を得たいと考えます。笑顔を絶やさない人は、確かに好かれる傾向があるかもしれませんね。ご自身の心がけは間違ってはいません。

恋愛も然り、会社の上司も然り、親も子も、自分にとって最も身近な人であれば尚更でしょう。

円滑に無難にと思えばなおのこと。しかしなんか作為的で、嘘くさい部分は伝わってしまうものです。

また、時として自分の心地よさを抜きにして、相手によく思われようとしたり、変に思われたくないがためにが動機となると、それはそれで過剰な演出で施された自分に辛くなってきますよね。

あなたが思うところの、「こうでなければいけない」は、あなたのルールであり、思考です。相手にも同じルールがあるとは限りません。

よってあなたがルールに従ってそのように振る舞っても振り向かない人は振り向きません。

あなたが抱く対人関係のルールには、自分本位な部分も無きにしもあらず。

そのルールは自分が傷つかないがための安全策であり、相手を密かにコントロールするためのルールでもあることに気付きましょう。

そのルールが相手を縛ることにもなるのです。そして自分のルールを相手にも密かに求めることにもなりかねない危険性があるルールです。

人は完璧ではありません。良い面も悪い面も両方です。それによって助かったり、逆に傷付いたり…お互い様なのです。 

厳しい言い方ですが、万人全てに気に入られようなどというのは、単なるエゴです。

あなたのルールをみていると、見た目や雰囲気ばかりなところに目が向きすぎているように見えますよ。他人に関心の目を向けているというより、自分にしか関心が無いんだなと見えてしまいます。

人は誰もが承認欲求を持っていると言いました。であるならば、自分はさておき、相手に関心の目を向けましょう。それには外見、雰囲気云々より相手の話をちゃんと聞くスキルを身に付けましょう。

好かれる人は、話しかけられた時に、ちゃんと目を向けて相手の話に関心を持って接することができる人ですよ。

簡単ではありませんが、外見や雰囲気などの自分の見せ方よりも、人と話すきっかけをどんどん作って、その中で相手の話の番になったときに、関心を持って聞いてあげましょう。

そんな中で自然と生まれる笑顔や雰囲気が相手には好ましく映るものですよ。あなたは誰にもなれません。そして他人もあなたにはなれません。

みんな一人一人が個性を持っています。優劣はそもそもありません。優劣をこしらえているのは自分自身でしょう。

自分は自分であっていい、自分を1度、2度と出してごらんなさい。好かれるか否かよりも、自分が自分であることの方が心地よいし、その心地よさが相手にも伝わっていくものですよ。