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Q89:パニック障害の回復過程で訪れる罠に対する気付き

ららさんからの質問

 

いつもカウンセリングではお世話になっております。少しずつ行動練習をしていた矢先、新たな症状に悩まされています。

 

数日前、16時頃に特に何もしていないのに強めの発作が起こりました。慌ててしまって咄嗟に頓服を飲みました。時間的に低血糖なのかな?とも思ってチョコを食べたりもしてみました。

 

その日を境に、発作の起きた16時頃と空腹が怖くなってしまいました。時計をみて15時半頃になると不安が出てきて、特に発作症状もないのに薬を飲んでしまいます。

 

空腹を予防するためにお菓子を食べます。16時が怖くて朝から16時のことばかり考えてしまっています。

 

「予期不安を何とかしようとはしない」とカウンセリングでアドバイスを頂いて実践はしていますが、実際不安で症状が出ることもあるのでとてもツラいです。

 

これまで順調に経過していただけに本当にツラい毎日を送っています。

 

このトンネルを抜ける方法を教えて頂きたいです。よろしくお願いします。

 

 

回答

 

 

パニック障害を克服する過程に置いて、何が不安を増やしてしまうのか。

 

それは「波」です。

その波の中には日々異なる、気分の上がり下がりや、パニック発作、予期不安の強さがあります。

 

しかしこの波は、不可抗力のように思えますが、実は自分が作っている部分があります。

 

それは「自分の感じ方」に対する「監視活動」です。いつまたくるかもしれないソレに備えるために、フッとした時に「今はどうだ?大丈夫か?」と知らないうちにやってしまうのです。

 

そんな時はもちろん、ジャッジしないで、気付きを戻し、「そもそもの今」に自分を戻していくことが必要です。

 

しかしながら時に、気付けずにズッとその事に着目してしまう事がやはりどんな人にもあります。コントロールしてはいけないとわかっていても、コントロールしようとしている自分がいて、もうそうなると、いてもたってもいられず、それをとても辛く感じてしまうでしょう。

 

わかっているのに、いざソレが出てくると、いつもの監視とコントロール欲求から逃れられずにいる自分を自覚したとき、何か追い詰められた感覚にもなるものです。

 

時に今のあなたのように、ある日突然に今までとは異なる不快症状があらわれ、あっという間に以前のような対応に終始してしまう罠にハマる人は、過去の私を含め、皆同じです。

 

「罠にはハマってみないことには、それが罠とは気付けず、罠にハマらなくては、次回の罠を避けようがない」

 

今回の事を教訓に活かすためにも、この言葉をしっかり頭に入れておいて下さい。

 

順調だったからこそ、このような突然の事態になる事もありますし、そうした突然の事態に対する対応は皆、あなたのような対応をしてしまいがちです。

 

しかし、いくら発作症状が今までとは異なったとしても、対応は変わらないのです。ここはしっかりおさえておかなくてはいけません。

 

ここでブレてしまって異なる方法や、今までの学びを忘れて、コントロールすることに奔走するようなことをして悪化させる人は少なくありません。

 

あなたは良い時に質問していただけました。

今までのことをブラさず、今回の事は学びとして受け取り、また学んできたことの復習をして下さい。理解にモレがあるかもしれませんね。

 

予防策は時に何に繋がっているかわかりますか?

予防策はあなたが、ソレを怖れ、◯◯しようとしているからです。

 

この空欄に言葉が反射的に思いつかなかいようでしたら、カウンセリングを再度受けてくださいね。