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Q91:思わぬ事態をどのようにして乗り越えていくのか

みゆきさんからの質問

 

以前、カウンセリングを受け、フルタイムの仕事も始めることができました。

 

いつの頃からか、今まで不安だったことが、びっくりするくらい普通にできたり、少々気になる症状があっても、浮かぶのが上手くなってきていました。

 

ところが、いろんなストレスからか、疲れがたまっていて、GW明けから症状が頻発するようになりました。

 

今までは、疲れても寝ることだけは確実にできていたのに、ここ2日間、寝れないことが不安要素になっています。

 

不眠も他の症状と同じ、浮かんでとおればいい、と思うのですが、朝までの時間が長いために、なかなか出来ないでいます。

 

 

回答

 

 

今まで順調だったものが、何かがきっかけで、上手くいかなくなった時、人は落胆し不安になります。

 

それとなく原因を考えれば、それらしい事が出てきますが、それが正しいとは限りません。原因を探ってしまうと、その答えとなったものが、とらわれとなり、それを回避すれば問題ないとなれば、お察しのように行動範囲がまたもや狭くなっていきます。 

 

なので原因に関心は寄せないようにしましょう。ここは復習箇所です。

 

さて、あなたの場合、今まで寝ることだけはできていたのに、それができなくなったことに不安を感じているわけですが、そこには下記のような潜在的な不安が含まれているのではないでしょうか?

 

①眠れない事で、「疲れ」が溜まってしまうと、またパニックが再発になって、元に戻ってしまうという不安。

 

②眠れない事で、せっかくの仕事がまたできなくなってしまう、迷惑をかけてしまう不安。

 

③不眠という、ひそかに怖れていた症状がまた一つふえてしまったのかも!?という不安。

 

「眠れなくなる」というものが、何に結びついているのでしょうか。そこへのとらわれが、今ここで眠れないことによる、不安を大きくしているのです。

 

それは自分にとって、安心を脅かされる問題事であり、順調に歩み始めた道を妨げることになり、あなたとしては何としても、それは阻止しなくてはならないわけです。

 

せっかく掴み始めた再始動をここで停滞させるわけにはいかない。停滞どころか、またもや、あの苦しみを味わうところへと後退していくのではないか。

 

今のあなたは以前の自分に戻そうと、必死になってコントロールしようとする罠にハマっています。

 

また受け容れなければならない、浮かんで通ることが必要な事は百も承知。でも、いざその問題に直面すると、それが以前のように上手く作用しなくなっていることに不安を感じ始め、今のうまくいかなくなりつつある状況、そんな自分自身を裁き、今のありのままを受け容れ難いものにしています。

 

いったい、どうしたら…の回答はあなたもわかっているように、今のそんな自分の有り様を、いかにマイナスが目立っていようとも、それを受け容れていくことです。以前と比較して、うまく受け容れられていないことにとらわれる必要はありません。

 

いつも「今ここ」だけを見て、そこを受け容れていきましょう。うまく受け容れられなくとも、そんな状態の受け容れ具合いを受け容れるのです。過去の受け容れ具合いと比較はしないようにして下さい。ここは大切なところです。

 

今の状況、自分がどうであろうと、以前とは違っているところがあろうとも、ジャッジせずに「今の有り様」をそのまんま受け容れ、浮かんで通り、時間の経過に任せましょう。

 

眠れない時は、そのままベットにいることはありません。眠れない場所から離れ、少し椅子にでも腰掛け、気分を変えてみるのもいいでしょう。

 

寝室を眠れなくて、寝返りを何度もうち、暗い天井を見ては落胆する場所にしないようにすることも大切です。

 

とにかく今の状況と戦わないことです。過去と比較してはいけません。

 

眠れないこと=何に結びついているのか。

その潜在的な不安が、今まさに眠れなくなってしまった結果湧いているのです。

 

コントロール欲求を手放し、浮かんで通り、時間の経過に任せましょう。しばらくすると、また眠れる日が出てきますから大丈夫です。回復の過程で、皆ハマりやすい罠にハマっているだけです。

 

今まで学んだきた事を、再度復習して下さいね。