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Q93:パニック発作をどのように受け止めていくべきなのか

たこやきさんからの質問

 

先生のブログや読者さんの質問、本に書いてあること、何度も見てきていますが、あえて質問させてください。

 

何回か神様のお試しを経験しました。一瞬にして飲み込まれ、罠にはまったこともあります。

 

でも、不快な症状と共に行動し続け、いつのまにか消えていた経験も何度かしています。今も行動しています。

 

気分のいい時は何でも出来そうな気になれます。ウキウキしてきて、楽しくて。仕事も育児も家事も頑張ろ~って。

 

一人の時間も楽しみたいな~ってワクワクしたりするのです。

 

でも上手くかわせない不快な波に襲われると、子供たちを園に送ってから、職場に向かう途中の車内で、怖い、息苦しい、子供に会いたい、どうしよう、わぁーってなります。

 

普段は子供たちの喧嘩などにうんざりして、早く園に行って~と思っちゃうこともあるのに。不快な症状、それに委ねることが出来ない時は決まってこれ。

 

息苦しくなると、今日こそ息が吸えなくなる、でも今一人だ、怖い、助けて~と。 

 

普段は誰にもわざわざ言うことなく、実況中継をしやり過ごせるのに、敏感な時は、離れて暮らしている親も旅行中で県内にいないじゃん!とか、すごい所まで暴走します。県内にいても親にいちいち言わないのに。

 

波がおさまると、何だったの?あの暴走は。と笑えてきます(汗)

 

おさまる、消える経験をしていても、

なぜ、忘れちゃうのか悔しくなります。

 

依存心、執着心?が強いと思うので捨てたいです。そんなタイプでも自分を信じて行動し続けて大丈夫ですか?

 

今とても敏感で、そわそわしちゃっているので、アドバイスいただきたいです。

 

 

回答

 

 

罠にハマりながらも、時に気付きを入れ、不快な症状と共に行動もし、事の成り行きへの理解、実感も感じているようですね。

 

しかしながら、そんな自分であっても、発作症状や予期不安のピークになると、まだそこに受け容れのスタンスではいられない自分がそこにいる…そんな感じでしょうか。

 

クレアさんも本で書いていますが、肝心なのはそのピーク時の対応であるということ。

 

ただ、そうは言ってもそんなピークにまで、耐えられる程度の状態と同じような対応はなかなか難しいものです。

 

「でも、そんな時にハマってしまう罠に今、自分は取り込まれて右往左往しているよね」という気付き、ツッコミ、つまり実況中継はやっておきましょう。

 

なかなかピーク時にそのまんまの自分を受け容れられるものではありません。私もそうでした。

 

でも、そんな状態にある状況、自分というものが、「今そのもの」なのだ、それをただ体験中なのだということは忘れないでいましょう。

 

最悪な状況、条件が重なった時に、一人だった場合、誰に助けを求めたらいいのか、何に気を紛らわせたらいいのか、そうした自分のお守りがないことに対して、とても怖れがある状況です。

 

ようやく一人でさえなければ、なんとかやり繰りできる自分が育ってきて、それがクリアできた時は回復への実感と幸福感に照らされるわけですが、そうではない時のギャップといったらないですよね。

 

波は収まると体験上、理解、実感できていても、そんな大きな波の場合は転覆してしまう自分にガッカリ…そんなやるせなさもあるでしょう。

 

でも、今はそんな大波、小波に乗る練習をしているのです。大波を避けるわけにはいかず、大波をいかにその波に合わせて自分を浮かんで通っていくのかについての練習中なのです。

 

この大波が来ないようにするにはどうしたらいいのか、この大波を小波にするにはどうしたらいいのか…そう考えがちですが、それは結果として得られることであって、求めることではありません。

 

依存心、執着心…そんなのは人間ですから当たり前に持ちます。そこに人格的なことは絡めない方がいいです。あなたは大丈夫です。

 

今はあなたも自覚されているように、神経過敏なだけ。それゆえに感じる感覚は敏感です。そして監視活動も以前にも増して細かいところがあります。

 

高い波の根っこを探し出し、前もって摘み取ろうなどと考え、生活している以上、それは起きることになるのです。

 

高い波の時、その先の不安に繋げ、大きな問題、悩みに繋げすぎないようにしましょう。

 

「あくまで、その日、その時の出来事であり、体験したということに過ぎない」という事実にだけフォーカスし、そこに自分の感想を盛り込んでしまわないようにしましょう。

 

その間、すぐには強い予期不安、発作症状の波は収まらないかもしれません。しかしそれが浮かんで通り、時間の経過に任せていく時間なのです。

 

うまくやろうとか、期待した結果を出してやろうと躍起にならず、今の状態を好きか嫌いかとジャッジしないで、ジタバタしない心がけをどうか持ってくださいね。