パニック障害克服の第一歩は、こんな事から始めよう


🔴克服にはどのぐらいの時間がかかるのか
 
パニック障害を克服していくには、正直なところ年単位かかります。しかしその年月の中身は、徐々にパニック発作症状や予期不安も減り、日常生活も回復の実感はあります。

ずっと同じ辛さが続き、ある日に魔法が解けたかのように治るわけではありません。しばらくは、満足のいくところではなく、はじめのうちは、なかなか期待した変化が実感できない日々が続くと思います。

きちんと行動計画を立てて、地道に月日を積み重ねましょう。学校の勉強と同じです。繰り返しが大事なのです。


🔴たった一年で成し遂げられること
 
週末、私は散歩が好きなので、この時節がら近所をブラブラしていました。今回、たまたま一年ぶりぐらいに歩いた街路は、風景が一変していて驚きました。

子供の頃から長い間あった公園無くなり、マンションが立ち、近くにあったクリーニング屋さん、町工場、お弁当屋さん、耳鼻科などは無くなり、マンションや、一戸建て住宅地に。

まぁ、こんな事はどこも珍しいことではありませんが、たった一年でこれほど変貌してしまうのか…と考えると、一年ならずとも、半年、1か月は大切であり、これだけの事を人は成し遂げる事ができるのかと感心すると共に、その月日は無駄にできるものではないなと改めて思いました。


🔴習慣化までの苦しみ
 
パニック障害の回復を考えたとき、完全克服とは言えないまでも、以前のような生活環境、仕事復帰、人との付き合いも、何とかできるようになってきたと実感が湧いてくるのは、早くて半年ぐらいからです。
 
この半年は試行錯誤あると思います。でも、この時間を大切にして下さいね。この月日では、自分が向き合ってこなかったパニック発作、予期不安に直面し、受け入れていく日々ですから、多少のぶり返し感や、より辛く感じる時がある人もいます。だからといって、この時間を嘆きの時間に占めてしまうことのないように。
 
ココで怖れる必要はありません。それはあなただけに起きる事ではないからです。私もそうでした。そして回復してきた人も皆同じです。そうは言っても、同じ苦しみなど味わいたくはないかもしれませんが、その苦しみのおかげもあって、あなたはいずれ回復にこぎつけることになるのです。


🔴海の泳ぎ切り方
 
はじめのうちは誰もが広く、深さもわからないこの海を泳ぎ切れるだろうかという不安を感じます。
 
泳ぎ切るには…
 
・正しい泳ぎ方を知ること。
・そのための練習の計画を具体的にすること。
・万が一溺れた時にどうするか。
 
が必要となります。
 
 
🔴魔法の杖はない
 
正しい泳ぎ方を知ったら、あなたは自分の生活環境を見回して、どこにそれを組み入れて習慣化できるかどうかを考えてください。

そしてまずは怖いながらも、少し足を突っ込んでみてください。怖さを改めて実感してしまう瞬間ですが、泳ぐには水に入らないとならないのです。
 
「泳げるようになったら泳ぎます」
 
普通に考えたら、おかしな話なのですが、実際はそんな矛盾した考えをもって、物事先延ばしにする人がいます。結局はいつの日か、やらなきゃならないことです。
 
私も長い間、直面することを怖れて、10年間を無駄にしました。実際は無駄というより、「泳がないで泳げる方法」をあきらめる、そうした方法は、コノ世の中には無いという事実を受け入れるまでに10年も費やしたといったところです。私だってそんな時があったんです。
 
もっとラクになったらとか、入れそうな気がしてきたらを待っていたら、あなたの怖れは妄想によって、余計に大きくなってしまいます。残念ながらパニック障害は適切な処置をしない限り、一生涯、現在の苦手意識を抱えたままとなります。
 
パニック障害という病気の性質を勉強してください。そうすればすぐにわかることです。単に聞こえの良い言葉だけで治る病気では残念ながらありません。

癒してくれる人は、きらびやかな、どこかのスピリチュアルマスターではありません。あなた自身が自分自身を取り扱っていかなくてはならないのです。


🔴時の流れをみくびってはならない
 
なんでもそうですが、はじめの一歩が肝心であり、はじめの一歩が大変なのです。しかし進むには、やるしかありません。やる事を先延ばしすることに意味はないんです。どうせやるなら、「今でしょ」なんです。
 
いざやる事を決めて、水に入りはじめたとき、すぐに足を引っ込めてしまうかもしれません。でもそれもアリです。はじめは、おっかなビックリな状態です。
 
うまくやろうとか、結果にとらわれないで下さいね。今はちょっとした変化を増やすことだけでいいんです。だから結果に一喜一憂しないで、淡々としていましょう。
 
そして時間を大事にしてください。一年もあれば、人はけっこうな事を成し遂げます。立派な家が立つような目立ったものは見えなくても、土の下では、根っこは成長していっています。
 
ちゃんと治しましょう。もうここまできたら、先延ばしはやめましょう。堂々巡りも、もうおしまい。

自分を騙さない事。あなた自身がよくわかってるはずです。勇気をもって、足を踏み出してみましょう。