Q124:苦しい強迫性障害について

あやさんからの質問

はじめまして。強迫性障害を克服したく、色んな方のブログを見ているうちにたどり着きました。

根っこに不潔強迫があり、その確認強迫も凄まじいです。

頭の中の確認、メンタルチェッキングがひどく、それでもなんとか寝たきりから、数時間ですが、働き始めました。

根に不潔強迫があるので、汚れていてもいい、汚れていなくても汚れていると思って、汚れに慣れたら、諦めがついて、不潔強迫がなおれば、確認もしなくて済むと思ったのですが、それさえも儀式化してすべて汚れていると思わなければという強迫行為にかわるようになりました。

たった今した行動、何日何年前までどうでもいいことまで、思い出し行為をさせられます。
それが苦痛で死にたい毎日です。

楽な方を選んではいけないと、白黒つけず不快なままでいてくださいといわれます,。

強迫行為をやめる際に答えがなければやめれないとなります。たとえば、汚れていてもいいと答えをだし、手洗いをやめるなど…
それもだめだといわれます。

もうギブアップです。何か助言をいただけたら幸いです。


回答


何かの肩代わりでやっている行為が、強迫行為です。なのでやってしまっていることを、悪い事として、とらえずに、やってしまった後に、「ありがとうね」と言ってあげてください。強迫観念症状に対する向き合い方の基本の1つです。

「やっても無駄な行為だとわかっているんですけどね…」と皆言うわけですが、無駄じゃなく、やる必要があってやっています。

「思い出し行為」をしておかなければならないのです。強迫行為は本当に苦しいです。

だからこそ、取り去りたいわけですが、強迫行為側の立場から言えば、やる必要があってやっている1つの防衛反応です。あなたを守っている行為ですから、やってしまっている行為に罪悪感を持たず、まずは「ありがとうね」と言ってあげてください。行為を否定してはいけません。

強迫行為はあなたにとって、メリットがあるのです。取り去りたいと言いながらも、取り去ってしまうことで困ることも密かにあるということです。

「強迫行為はあなたにとって、何を意味するのでしょう」 

「そして、それが無くなった時、何を意味するのでしょう」

「なぜ、それを大切にすることになったのでしょう」

これをやってはいけない、ダメなことなんだ。そして「〜でなくてはならない」は抵抗の始まりです。意識すればするだけ、取り去ることが困難になります。

強迫行為そのものを無くすには、大切にしていることを手放すことが必要となります。それを明らかにしていき、少しずつ手放し、手放しても大丈夫なんだという安心を得られた時、強迫行為は結果として、やめようとしなくても、やめられています。

強迫行為は、人間関係、親との関係等、なかなか根深い問題を抱えている症状が考えられます。継続的なカウンセリング等をお受けになることをお勧めします。