· 

Q127:実況中継法は問題の根を排除する方法ではない

いおママさんから質問

昨年夏頃カウンセリングして頂いたものです。

あれからうまくいき、不快な症状があってもそれをいじくらずに、気づきそのままにして今していること、仕事や育児、家事、友達とおでかけなどをしていると、いつの間にか消え去っていることが増え、症状が出ても驚くこともなくなり行動範囲もかなり広がっていました。

しかしGWに子供達が風邪を引き、ひきこもり生活をし休み明けに子供の病院にいた時に、急に血の気の引くあの嫌な感じがやってきました。

いつもは前触れがあるのですが、急だったのでとてもびっくりしてしまい、受け入れることがなかなかできませんでした。

次の日もまた変な感覚に襲われ、かかりつけの病院に行ったら、自律神経発作と言われました。
そこからというもの、前の自分に戻りたいと必死になってしまい、神様のお試しにまんまの引っかかってしまいました(笑)

いつも同じとは限らないことや、前の自分に戻りたいと思っている、症状のない生活にこだわっている自分にも気づきツッコミをいれたりしています。

離人感?の記事をみてまたそれに恐怖し、うつになったり頭がおかしくなったりしてしまう事が怖い、死ぬことが怖い事に気づきました。
その自分に気づき手放していけば良いのでしょうか?

あと、症状が出た時に不快な症状の場所をなでながら、いらっしゃい!また会ったね!でも今買い物してるから、ちょっと付き合ってくれる?などと声かけをして、その後買い物などしているといつの間にか落ち着いていますが、その後何もない時に実況中継をすると変な感覚になってしまいます。

きっと実況中継する事が感じさせない為のものになっているのかな?と思ったり。何もない時は特に実況中継しなくても大丈夫ですか?

例えば自転車を漕いでいる時に、私は今風が耳に当たってゴーっと音がしていることに気がついているね。などと実況中継していたら、だんだん変な感覚になってきて、もーいいやと何も実況中継せずに、目に入ったものなどを感じながら帰ってきたのですが、それでも大丈夫ですか?

過去や未来に思考が言っている時は、そう考えただけ~などとツッコミもいれていて、これは私はとても腑に落ちて好きなんです。

ただその、何も症状もない時にその時の事を感じようと実況中継していると、余計に意識してしまい変な感覚になるので、間違っているのかと気になってしまいました。実況中継しすぎですか?

まとまりのない文章で申し訳ありませんが、どこが間違っているのかご指摘よろしくお願いします!


回答


久しぶりの発作、しかも予想もつかなかった状況であれば、簡単にお試しに引っかかってしまうのは、私も同じでした。

そうした体験はこれからもあるとは思いますが、慎重になりすぎず、正しいあり方は、それを防ぐのではなく、その時の対応をいかに自分に施していけるかにあります。今回の体験は貴重ととらえてください。

さて「離人感」については、そこで感じた恐怖感は、読んでしまった記事の内容から自分自身が考えた内容による恐怖であることを確認してください。自分に当てはめ、こうなるんじゃないかと「思考」を巡らせた結果としての恐怖感です。

なので、「と考えただけだよね」としましょう。しかし、ジャッジはしてはいけませんよ。自分の中にある思考が湧いてきて、それが恐怖を作り出しているだけ。事実と解釈をしっかり区別しておきましょう。

次に「実況中継」についてですが、実況中継は、なにも発作症状などが出ない時は行う必要はありません。本来の今の生活に集中しましょう。

それでもやってしまうとしたら、それは実況中継がコントロールするための方法にすり替わっている可能性があります。これはコントロールしておきたい事に対するとらわれとなりますので注意しましょう。何のためにやっているのか。これがしっかり理解できていれば、いつやっても結構です。

実況中継も慣れてくると、言葉を使わずとも体に感じる感覚や、心の中のモヤモヤ自体を「ジャッジせず、ありのままの感覚」として受け取り、おしまいとなります。

実況中継の意味さえ、ブレなければおおむね、問題はないと思いますよ。

そのぐらい普通に自然にあるがままを、ただ体験として受け取ることができるようになります。自転車での一件はそれができていたということになります。理解が深まっていますね。