感情を手放そう!(セドナメソッド①)

2020/08/10 YouTube配信原稿


みなさん、こんにちは。

とがしやすゆきです。

今回から新しい講義動画を始めていきます。

この講義では「セドナメソッド」という方法を学んでもらいます。

この方法についての詳細は、私のホームページにありますブログでコーナーを設けていますので、そちらで確認をしてください。

今回のテーマでは、いつでも、どこでも実践して学んでいけるように音声配信という形をとります。画面を見なくても問題はありません。
あなたが数稽古できるように工夫してありますので、あなたの生活に組み込んでみてください。

セドナメソッドはシンプルな方法です。まずは形から入っていただき、あまり頭でっかちにならないように、素直に実践してみてくださいね。

さて!

さっそく始めていきたいと思います。

まず初めに、セドナメソッドはいったい何をするのか、そして今の自分にどのような効果が生まれてくるのかをシンプルにお話します。

セドナメソッドは感情にアプローチをしていく方法なんですね。私たちの行動は感情に左右されますよね。あなたもパニック障害になったりしてわかると思いますが、不安感や恐怖感にとらわれてしまって、なかなかやるべき事が素直にできずに困ってきたと思います。

このわかっているんだけど、できないのは勇気や自信が足りないからではありません。

単純に感情なんです。つまり行動する気分じゃないものを抱え続けているからです。

その行動を阻んでいる感情を手放して、やる気や自信に頼らずに、行動できるよう助けてくれます。

パニック障害になると予期不安や恐怖感にとらわれてしまって、決断力や行動力が鈍ってきます。
パニック障害を克服するには行動は欠かせませんので、行動力を阻む感情は手放したいんですね。

その感情の手放しのスキルを高めるのがセドナメソッドという手法です。

とてもシンプルな手法ですが奥が深く、パニック障害だけではなく、日常で起こる雑多な出来事において反応する感情、気分の乱れを整えてくれます。

感情は本来抱え込むものではありません。抱え込めば、無駄に自分のエネルギーを無駄遣いするだけです。

セドナメソッドでは、自己実現の目的のために行動を優先して、自分自身のもっているパワーを最大限引き出していきます。

さて、さっそくセドナメソッドの基本中の基本である四つの質問についてお話しますね。

セドナメソッドでは自分自身に問いかけを通して、今抱えている感情を手放していきます。
これはポジティブに書き換えていくわけではありません。ここは誤解しないようにして下さい。

それでは一つずつ説明をしていきます。

一つ目。

まずは今抱えている感情を自分自身で意識する事がスタートラインです。自分自身が、今現在どんな感情を抱えているのか確認してください。

たとえば不安感だったら、こんな風に自分に質問してください。

「不安を認める事ができますか?」
もう一度言います。
「不安を認める事ができますか?」

それに対しての答えは、「はい!」か、「いいえ!」で答えます。

ここでは自分が今抱えている感情を不安であると確認しているので、つまり認めているので、自動的に「はい!」となるはずです。

「不安を認める事ができますか?」

「はい!」

これが一つ目の質問でした。

次は二つ目です。 
同じく不安感を例にしていきます。

二つ目の質問は「不安を手放せますか?」となります。もう一度繰り返します。「不安を手放せますか?」です。

今抱えている不安という感情が自分自身にどんな影響を与えているのかを考えれば、とても前向きなものではないはずです。どうしたいかを質問されたら当然手放したいわけです。

二つ目の質問では、不安という感情を手放していく選択を自分自身が取り組む覚悟があるか、できているかを質問しています。

この時点では、それができるかできないかを求めているのではなく、あくまでやっていく覚悟を問いかけているに過ぎません。ですから自信があるかないかは関係がありません。結果を想像して、できるかどうかで判断はしないでください。

あなたの本気というものを試した質問です。
これも答えは、「はい!」か「いいえ」です。

あなたは不安を手放して前に進みたいと思って、取り組むことを決意しているはずなので「はい!」となるはずなんですが、実際は「はい」と言うことができずに言葉に詰まる人がいます。これに関しては、後々に説明していきます。

今の時点においては、この質問の回答に、素直に「はい!」と答えられなくても大丈夫です。とりあえずは二択のうち、どちらかを答えとしてください。

さて、次は三つ目の質問です。
これも先ほどの流れにそって不安感を例にしてお話します。

三つ目は、「不安を手放しますか?」となります。もう一度言います。「不安を手放しますか?」です。

先ほどの「不安を手放せますか?」と、似た質問のように見えて、少し混乱するかもしれませんから説明しますね。

先ほどの二つ目は「手放せますか?」とあなたの覚悟、本気を確認しています。覚悟、本気を確認した上で、「じゃあ、やっちゃう?手放しちゃう?」といったように、三つ目の質問で、あなたの決意を聞いています。最終決断を問いかけているんですね。

「不安を手放しますか?」
もう一度言います。
「不安を手放しますか?」です。

ここでも答えは、「はい!」か「いいえ!」です。ここまできて、「いいえ」はほとんどないと思います。

ここまできたら、やるきゃないでしょう?だと思いますがいかがでしょうか?

二つ目の質問の、「手放せますか?」と「この三つ目の質問の「手放しますか?」の違いを、実践の中で感じ取ってください。

さて最後です。
四つ目の質問です。

一つ目では、自分が今現在抱えている感情を認め、二つ目では、その感情を手放して前に進みたい意志があるかどうかの本気度、覚悟を。そして、三つ目は「じゃあ、やりますか!?」と決意を問いかけてきました。

ここまでテンションが上がってきているあなたに、四つ目の最後の質問は、「いつ?」です。

その不安感を手放すと決意をしたんだったら、「いつからやりますか?」という質問となります。

「いつ?」と問われて、「明日から!」と言う人はまずいません。

覚悟、本気、決意ができた自分ですから、やるなら当然、「今でしょ!?」となるはずです。

四つ目の質問の「いつ手放しますか?」の答えは
「今!」となります。

まとめますと…

あくまで、今現在抱えている感情にスポットを当てた上で、たとえばそれが不安感だとしたら

「不安を認める事ができますか?」

「不安を手放せますか?」

「不安を手放しますか?」

「いつ?」

となります。

セドナメソッドでは、この基本の四つの質問を通して、今現在抱えている感情を手放していき、感情に左右されずに、まず行動を第一として、あなたの目的を叶えていきます。

予期不安で苦しんでいるとき、不快な感情にとらわれて、今ここに自分を見出せない時、行動練習をしようとした時に、フッと湧いてくるネガティブな感情に対して、セドナメソッドを試してみてください。

練習を繰り返していくと、決断力や行動力に変化が現れてきます。不快感情に対しても大きくとらわれることなく、今やるべきことに集中しやすくなっている自分を発見できるかと思います。

今回はここまでとします。
今後はこの基本質問文を通して、様々なバリエーションを当てはめてお話をしていきます。

なおブログでも音声配信で使用した台本をそのまま載せておきますので、文章も読んでおくと理解もしやすいと思いますので利用してみてください。

よろしければ、チャンネル登録をお願いします。
また同じような辛さを抱えている方にも教えてあげて下さい。

今回はここまでとなります。
ありがとうございました。
とがしやすゆきでした。