Q144:まだ怖い私を否定しないこと

パニックままさんからの質問

私は、パニック障害になって13年がたちます。良くなったり悪くなったりを繰り返して、今に至ります。パニックに良いと言われてる事は、全て試して来ました。でも良くなる事はありませんでした。

去年くらいから、かなり症状が悪くなり、何か方法はないかとブログを見ていた時に、このブログにたどりつきました(^^)これだ!と思い何度も読ませて頂きました。

今は、お風呂が一番怖いです。でも絶対に入らない日はありません。一度入れないと、二度と入れないのでは??と思ってしまいます。

そこで、入る時は、あ~今不安だなぁ~っと思っている事に気付いているよ!!ドキドキしてきたら、そう来たか?と口に出して言ってるんですが、毎日続けてても怖いです(T_T)薬も飲んでます。実況中継のやり方が間違ってるんですかね?

アドバイス頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします(>_<)


回答


ちゃんとやっているのに、まだ怖い。

やってるのに怖い。

お風呂場で起きること、お風呂に入れないことへの怖れだったはずが、いつの間にか、「やっているのに変わらない」にとらわれ、それが怖さの継続に繋がっていることに気付いて下さい。

怖いものは怖い。
それが受け入れるということです。

「わかってる!」と言いたいところですよね?

「それでも怖いものは怖い。だからやれること、やらなければならない事はやってきた」

「でもできない。私の何がいけないのか?」

まじめにやっているあなただからこそ、今大変苦しいところかと思います。

どの方法も、そして特にこの方法は、方法の意味するところを、ちゃんと理解していれば、すぐには結果の姿は現れないまでも、水面下ではきちんとあなた自身の脳が学習しています。

これはあくまで脳の再学習をしていく方法です。受験勉強の経過を思い出してください。
伸び悩みの時期も同じようにあります。頑張ってやってるのに結果が見えてこない時もあります。

この時はやり方が間違っているだけではなく、復習が必要だったりします。苦しい時こそ、やり方を変えないこと。苦しい時は脳も新しいパターンを学習している真っ最中ですから、その邪魔をしないことです。

あなたはちゃんとやっているんだと思います。
ただ、この方法の意味するところをブログや、できたらカウンセリングで理解をさらに深めてください。

「以前のような私」と、今は比較する時期ではありません。今は紛れもなく怖いのですから、「何をやっても、どう考えても、今の私はそれが怖いのだ」という、ありのままの自分をまず認めることです。

そしてやってるけど、目に見えない結果に焦らず、結果にとらわれずに進めてください。

その間、浮かんで通り、時間の経過に任せましょう。どうか諦めずに。

あるとき、「このことだったかぁ!」と腑に落ちるときが必ずやってくるでしょう。