行動練習に、いまだに取り組めない人へ


行動練習を計画するとき、あなたはどうしていますか? 


始めるまでが大変だと思ってしまって、なかなか火がつかない人も少なくないでしょう。


たとえば乗り物に乗れなくなったので、乗り物に乗る練習を計画しなければならない。そうなったとき、たいていの人は乗り物に乗ることが優先順位となるわけですが、乗れないことがわかっているので、なかなか行く気になれずに先延ばししやすいものです。


乗り物に対する怖れ、そして予期不安が行動を邪魔してしまうんですね。


こうした時、「セドナメソッド」を使って「変化への怖れ」や「抵抗感」を手放してみるのもいいのですが、もっとシンプルかつ、簡単に自らの行動をコントロールする方法があります。



◉乗り物に乗ることを例にします。


乗り物に乗ることをは確かに大切。しかし、そこに行き着かない人への処方箋です。


やり方は簡単。

半ば自動的に前進する仕組みを作っておくということです。


あなたが明日、乗り物の行動練習をしようとする時、どうしますか?


多くの人が当日に準備をします。服を選び、持ち物をチェックし、靴を履き、ドアを開けて


こんな準備をしているうちに、予期不安が湧いてきて、思考が暴走して不安になってきて

先延ばしにしてしまうかもしれません。


またやったとしても、駅に着く頃にはヘトヘトです。とうてい電車に乗ろうという意欲すら無くなっているかもしれません。


できたかできないかではなく、やってみたか否かが行動練習は大切なのですが、やってみようという意欲で止まってしまう人がいます。


もちろん、それは不安や怖れ、抵抗感が邪魔をするからなんですが、もっと根本、基本的な事として自分に行動力の勢いを付けるために、このような準備、戦略はしておいて下さいねということです。


できるだけ動く事を優先とした仕組みを作っておきましょうというのが今回の提案です。すごくシンプル。


「なんだよ、そんなことか!」って思う人もいるでしょう。でもこれがやれてない人が多いんです。


人は基本動きたくないんです。やりたいことすら直前になって、なーんかめんどくさくなって、寝っ転がっていたいものなんです。


いいですか、行動練習する際には、この一連のルーティンを行動練習当日ではなく、前日に作り上げておくんです。半ば、自動的に、あなたが求める行動の仕組みを、前もって作っておくんですよ。


当日になって思考を挟む余地を作らないように、極端に言えば、家の玄関までの導線に、着替えやら、必要なものを入れてあるカバンを置いておくんです。


そしてとりあえずは外には出るようにすること。

どうせ乗り物に乗れない、乗れなかったらどうしようと家の中で考えてしまうと、家さえ出ない人がいて困ります。


人は、そうしないといけないと分かっていても、やりたくない、従いたくない、ざまざまに雑念が入ってきやすいものです。その雑念の入り込みにくい環境を前もって作っておくと、求めていた結果が生まれやすいということです。



こうした仕組みのことを「ナッジ」と言います。


よくある例ですが


・ソーシャルディスタンスの足元マーク。


・トイレの飛び散りを防ぐために、ハエのシールや標的のシールを便器に貼っておく(苦笑)


・前もって、「綺麗に使っていただいてありがとうございます」と掲げておく



つまり求めることを、精度高くしていくために、導線に仕掛けを作っておくんですね。


行動練習でもそうです。

やらなくてはならない事は分かっている。でもいざ、その時がくると、ざまざまに言い訳やら、他の雑事を優先して先延ばしにしてしまったりとしてしまうもの。


だったら、そんな事を出来る限りさせずにスムーズに動けるような仕組みを、あらかじめ仕込んでおくという事です。


やる気やモチベーションに頼らない、必要だからただやるというスタンスに自分を持っていくために、この「ナッジ」というシンプルな戦略を組むようにしてくださいね。


「ナッジ」について、もう少し知りたい人はクリック