Q160:緊張感をいち早く緩める方法

ryoheiさんからの質問


こんにちは。

パニックと診断され、15年ほど経ちました。
今は5歳、2歳の子供を育児中です。

先生を5年ほど前に見つけ、ブログ等確認し、実況中継していますが、なかなかです。


他の人の質問の答えであったように、やり方に問題があるようです。

最近は、特に肩に力が入っているのが気になります。肩から背中、首ももちろんで、パニックではなく、肩コリで気分悪くなってるのか?と思うほどです。

肩やお腹に偏った力が入っているのも、実況中継すればいいのでしょうか?気づいて、力を抜いても、またしばらくしたら、力が入っているのに気づいてしまいます。



回答



肩に力が入ったら、どれぐらいいけない事と、あなたは思っているのでしょうか。偏った力が入っている、それが今のあるがままの自分です。


今までの体験から、肩の力みが、自分のパニック発作の誘発になる事を、どこかで怖れているのでしょう。

力が入っている事に、気付くことが大切なのは言うまでもありませんが、力が入ってしまって、どうにかしようとしている自分に気付きを入れていくことが、気付き、実況中継というスキルの主旨です。

安全、安心でありたい。何かのときのために、動じないためにも、自分をコントロールしておきたい、コントロールできる自分でありたい。そんなところはないでしょうか?

パニック障害の人は、皆この考えを、いつも持っています。持ってちゃいけないのではなく、少し緩める必要があり、頑なにそれをルールとしていると、それがやがて、いつもこうなってないと!となるので、それでは苦痛からは逃げ切れないということです。

いつも重箱の隅を突っつくような事を、自分に課し、監視活動するようになります。神経はより過敏になり四六時中つきまとうようになるのです。

常日頃から、なにをするにしても、こうなっていないと、こうしないと…

それは不自然な信念です。
そうならない時もあるし、むしろその中で軌道修正していく、現実的な力を身に付けていきましょう。

肩の力みを敵にせず、今のあるがままの自分を否定せず、どうにかしようと躍起にならず、そして、そもそもの自分に注意を向けなおし、しばらくは、その肩の力みと共にやるべき事をやりましょう。