Q166:待つことを受け入れる大切さ

梅さんからの質問

こんにちは。ひと月前程にカウンセリングうけさせていただきました。

ひと月前は、日常で症状はさほど無いにも関わらず不安と恐怖があったと思うのですが、最近は当時より症状が多く感じられるようになったにも関わらず不安と恐怖が減ってきているなと実感しております。

今回の質問は就寝時なのですが、普段何かをしている時に症状が出てもそのままやってることをやり続ける、は出来ていると思うのですが、今している事、しようとしている事が「寝る」という事ですと少し難しいなあと感じてしまいました。

もちろん監視してしまっている自分もいるのでしょうが、寝そうになると症状に起こされてしまい、抵抗せず落ち着くのを待ち、また寝そうになると。。の繰り返しです。

毎日ではないので、寝れない日もあるよなあしょうがないか、といった対応がよいのでしょうか?

アドバイスございましたら何卒よろしくお願いいたします。



回答



「寝れない日もあるよなぁ、しょうがないか…」
 
とても良い対応です。

でも不安なんですよ!?
眠れないじゃないですか!?

と言われる人がいます。

そんな方はまず現状を受け入れましょう。
酷な言い方かもしれませんが、今の自分は昔の自分ではないのです。

パニック障害という病にかかり、こうした睡眠を含む、今までにはない、さまざまな症状を抱えるに至っているのです。

ここにきて、「睡眠とはこうあるべきだ」といったルール、過去の自分の睡眠と比較してはいけません。 

今の現状がソレ…なのですから。
そしてそれは事実であります。

このような観点から見たとき、今抱えている睡眠時での問題については…

「寝れない日もあるよなぁ、しょうがないか…」

ととらえるのが、ふさわしいです。
そして「抵抗せず」という心掛けも素晴らしいです。100パーセントを目指さず、次のまどろみがやってくるまで、待ちましょう。

寝れない日を、過去と比較せず、そして自分の中の寝るということは、こうあるべきだ、こうありたいという、ある意味縛りとなるルールは、今のこの時期は、どうかソッとしておいてください。

今の状況にジャッジを加えずに

「寝れない日もあるよなぁ、しょうがないか…」

で良いのです。

深い関心をもって、どうにかしようとせず、しばらくはその状態を浮かんで通り、時間の経つのに任せていきましょう。

そうすれば、寝れている日も多くなってきますし、寝る前の不安事へのとらわれも減ってくるでしょう。