Q169:起きた出来事に対する解釈に、幅を持たせる

まゆさんからの質問

いつも見させてもらっています。
半年前に突然過呼吸を起こして以来、調子が悪く、パニック障害と診断されました。

薬は飲んでなくそれから病院も行っていません。先生のブログにたどり着き、不安のメカニズムも読み、あの嫌な感じや発作はほぼ起こらなくなりました。

ですが不安感はなくても、お風呂上がりや辛いものを食べたあと食後等にしばらく胸がドキドキしたり、前触れもなく脈が飛んだり、喉がぐーっと締め付けられるような自律神経失調症のような症状だけが残っています。

こういったことにも、実況中継は効果的なのでしょうか


回答


あなたが言うところの、自律神経失調症のような症状ですが、これも実況中継が効果的です。

お風呂あがり。

辛いものを食べた食後。

脈が飛ぶ。胸のドキドキ。

喉の締め付けられ感。

今や当時に感じた発作症状は出なくなったようですが、まだこうした身体からの反応は出ています。

そして、発作症状には向かわずとも、この症状をいまだに気にしていますね。

「このまま、ほっておいていいのだろうか」
「この症状から大きな発作症状が、いつの日かまた出てくるのではないか」

そんな心配をしながら毎日生活してることと思います。

起きてほしくない「状況」、起きてほしくない「症状」が、今だに残っていて自分を脅かしているのです。あなたはその症状に、毎回取り合わないわけにはいかず、スッキリしない気持ちに悩んでいるのでしょう。

起きてほしくない状況で、起きてほしくない症状が出たときに、あなたの頭の中にどんな言葉がよぎっているでしょう。

それらがあなたの症状の存続を許しているのです。

事実と解釈をしっかり分けましょう。

例えば事実は、ドキドキしているだけです。

解釈の方は少し難しく感じるかもしれませんが、見分け方のヒントは、第一声の中にあります。


「あー、まただぁ…」「大丈夫、大丈夫」…等。


これは解釈です。

この解釈がコントロールしたい気持ちを引き起こすということを再度確認してください。

誤解してはいけないのは、「解釈をしてはいけない」ではなく、「解釈の中身」に注意を払い、まず中身はどうであれ、そう解釈しているのだという気付き、そしてそれを修正していくことです。

決して修正ありきだけではいけないのです。
これではただのポジティブシンキングなだけです。
 
その前に、やるべき事があって、自らの解釈に対する気付きと、ジャッジせずそれを受け止めることが先決です。

そして、「こう考えてみてもいいよね」とか、「あの人だったら、こう考えるかな」と想像を巡らすこともいいでしょう。異なる解釈を実行できるか否かは別として、自分の中にストックしておきましょう。

ストックしておける量が多ければ、安心にも繋がってきます。自ら安心しようと必死になるのはいけません。

こんな観点も含ませつつ、実況中継を行ってみてくださいね。