第一の恐怖と第二の恐怖を区別するためのシンプルな方法


あなたは、現実に負担をかけているのは自分自身であることを理解していますか?


まだ起きてもいないことを、目の前の出来事にくっ付けてみては、脳内シュミレーションしているのが癖になっていると、現実を酷く怖れることになります。


当然ですが、人は怖れを嫌うがあまり、怖れに備えようと、かえって怖れを引き合いに出して、前もってどうにかしようと知恵を働かします。


しかし、そんな知恵を働かせているつもりが、どういうわけか怖さが勝ってしまうことが少なくありません。


現実に起きていることを、妄想力たくましく考えを広げていくうちに、もともとの現実の形を変えてしまっていることがあります。


あなたの怖れは現実の怖れではなく、妄想の中から生まれたものです。


であるならば、その妄想に気付きを入れる練習をしていきましょう。


そうすることでコントロールできる怖れと、あるがままにしておくしかない自然な怖れとの区別が付けられます。


抑えておかなくてはならないのは、


今まさに自分の胸の内に沸き起こっている不安や怖れが、どっちのものなのかということ。


現実をそのままに受け取った時に湧いてくる第一の恐怖なのか。


それとも第一の恐怖に反応した、自分の妄想が生み出したストーリーが中身の、第二の恐怖なのか。


第一の恐怖と第二の恐怖は、一瞬で繋がってしまうので、初めのうちは区別することが難しく感じるかもしれませんが、だからこその訓練だと思って下さい。


コツコツ試行錯誤して試していくしかありません。次のような手順で確かめていくと第一と第二の恐怖の区別が自然とできるようになってきます。やり方は超シンプルです。


①怖さや不安を感じた時に、これは現実なのか、頭の中のストーリーなのか?と問いかけてみる。(第一の恐怖なのか、第二の恐怖なのかを区別する)


②頭の中のストーリーだと分かれば、「と思っただけ」もしくは「と考えてしまっただけ」とツッコミを自分に入れてください。


③そして現実に起きている事は、たとえ好ましくはないものであっても、「それは出来事であり、それをまさに私は今、体験をしているのだ」と感情を抜きにした、あるがままの状態をそのまま受け取って下さい。


すべて言葉による「言い直し」です。

ポジティブにとらえ直すという事ではないので、誤解しないで下さいね。そのまんまの台詞で言うようにして下さい。


身に起きている症状、感情の「仕組みとしての事実」を言葉によって、その時に書き換える作業をしています。重要なことですが、机上の学問をしているわけではないので、なるべくその時の現場、まさにライブでやる事が、何より大事である事を絶対に忘れないで下さいね。


ここは絶対的に大切なところです。

まさに危機的状況に陥っている時に、このことも、実況中継も、「気付き」はまさにその時にやるから、脳が書き変わっていくのです。


そんな時は慌てふためき、頭真っ白で何もできないと感じるかもしれませんが、それでもそちらに目を向けるだけ、意識する心掛けでも大丈夫ですから、きつい時はそんな風にしてやってみてください。


何度もしつこく言いますが、ここがこの方法の大事なのところなので忘れないで下さいね。


怖さ、不安は現実のことに、頭の中でストーリーを膨らませた結果であり、人は万が一の備えのためにやってしまう必然でもあります。


数多くのシュミレーションをして万全を期したい、安全にスムーズに事を運ばせたいという「安全・安心欲求」、「コントロール欲求」が働くんですね。


それを思考でやってしまいますから、妄想力たくましい頭脳は、起きるはずのない事も考え出してしまうのです。


それにも気付かずに野放しにされ、やりたい放題を許し、繰り返されれば現実以上に現実感のあるものに感じてしまうように脳は仕組みとしてなっています。


野放しを許さず、やりたい放題な状態にさらされている自分に気付きをいれ、先ほどの三つのフレーズを丁寧に行ってみて下さい。


その場での効果を求めずに、繰り返してこうした気付きを入れていくことで、あなたの不安や恐怖を客観的に冷静にとらえることができるようになってきますよ。