もふもふさんからの質問
6歳児がいます嘔吐恐怖症の者です。
毎日毎日子供が胃腸炎になるのでは?と保育園に行かせるのも躊躇いたくなる戦々恐々とした日々で疲れてしまいます。
もし、胃腸炎になったらどうしよう、。やら
なってもいない不安なことに毎日怯えてしまいます。
嘔吐恐怖症からのパニック障害もあり、考えるだけでパニック発作が出てしまいます。
いつも、起きてもいない事に不安になっている事に気づいています、逃げ出したくなっている事に気づいています、本当に起きていないんだから大丈夫大丈夫と言い聞かせてます。
保育園のお休みの日も感染症が怖くて外出しません、出来ません。頭の中がもしかしたらでいっぱいでうまく纏まりませんが、何とか落ち着いて過ごす方法はないでしょうか?
回答
「何とか落ち着いて過ごす」にはということで…
基本的なルールは、まず「落ち着かせないようとしない」ことです。
そうは言っても、落ち着かせようとする気持ちが出てくるのもムリはありません。
そんな時、自分を裁くことなく、落ち着かせようと必死な、「ありのままの自分」を受け入れていくために、そのありさまを実況中継しましょう。
あなたがそれほどまでに落ち着かせたいという裏には、理由があるのです。
まずどんな内容であれ、「もしかしたらの中身」をちゃんと明らかにすることです。
何が起きると思っているのですか? その逃げなくてはならないほどの恐怖とは何でしょう。
それは子供の胃腸炎です!
とあなたはすぐに答えられると思います。
では胃腸炎以外なら大丈夫なのですか?
ただの腹痛だったら?
ただの怪我だったら?
どれにせよ、自分のお子さんの抱える苦痛なわけですが、胃腸炎だけを怖れているのでしょうか?
もしそうなら、なぜ胃腸炎だけなのですか?
実際にお子さんが胃腸炎にかかったら?
お子さんが、そしてあなたが、そして家族が…どうなると思っていますか?
その答えに対して、なぜそれがマズいのでしょうか?
その答えが出たら、なぜそれが「自分にとってマズいことになるのか?」と自問自答を繰り返してみましょう。
出た答えに「なぜ?」「なぜ?」と4、5回問いただしていくと、ある程度の答えは出てきます。
何度か日を置いて、同じ問答を繰り返してみてください。こうした事は何度か繰り返す事に価値があります。何日か繰り返し問いただしてみてくださいね。
あなたが怖れているのは、お子さんの胃腸炎ではないのかもしれません。胃腸炎の先に見える、怖れは何でしょう?
そこへの気付き。
そして、その事を言葉にした実況中継を次回は繰り返していくことになります。そこに関心があるのですから。そしてまた、それは大丈夫なのだと自分に肯定してあげる事が大事です。
自分に「大丈夫」と言い聞かすのではないのです。自分の関心のある、おおもとに対してです。
あなたはこの回答を読んでいるだけで、身震いしているかもしれませんね。身体のどこでその不快感を感じていますか?
上にあげた実況中継と同時に、その不快な身体の部分に対しても意識を向けましょう(手を当てたり、さすったりしながら)。
感情にとらわれが強い時は、見えにくいかもしれませんが、身体には必ず不快感を感じているものです。耐えられる程度のものであったとしても、おそらく、いつも同じような部分でその不快感を出しているはずです。
実況中継は「身体との対話」でもあります。
この身体の不快感を知り、きちんと身体の声を受け取ってあげることが必要となります。
どうしたら不安が解消されてくるかは、あなたが本当に怖れていることを、自分の中で、「それであっても大丈夫なんだ、いや元々大丈夫だったんだ」と気付くことですよ。
その場しのぎの方法は単なる、気をそらすためだけのものです。即効性のあるものは、その場は何とかやり過ごせても、ますますこれから慢性化していくだけですから、正しい見方をして正しい対処をしていきましょう。
まずは深呼吸を!
落ち着いて!焦らずに。