Q181:結果に対して、最善の受け止め方は?

おまみさんからの質問

自分の思考の歪みを書き換えるには自らが行動し、数を重ね、そのなかで認知していくのだと思うのですが、日常の生活、毎日の車の運転においての不安は回数ではないのでしょうか。

毎日の事なので数多くの体験を重ねているにもかかわらず、やはり不安を感じる時があります。不安に感じても、不安をそのままに今に集中しているつもりなのですが…

運転においても、状況ひとつひとつが変わるとこのような不安が生じてしまうのでしょうか?

1人で遠くまで運転して行った事が自分の自信に繋がるかと思ったのですが… 
やはりこれも間隔をあけずにまたチャレンジする事が大切になるのですか??


回答


あなたは、思考の歪みを書き換えるのに自らが行動し、数を重ね…という原則はわかっているようです。しかし、数を重ねているにも関わらず、今だに不安を恐れていること、受け入れきれていない事は明らかです。そして、それは無理もないことです。誰でもそんなものです。


しかし練習しているのに、その結果をみてはブレていることに気付いてください。

数も重ねているのに、遠くまで行っているのに…
にも関わらず、それはまだあって…と。

結局、不安があることにとらわれ、どうにかしようとしているのです。

結果を急ぎ、結果に左右されている自分に気付きを入れていきましょう。

不安が「あるかないか」に、執着していることに気付いてください。

不安を追わないようにしましょう。

やっているのだから、減っていく、治っていく…確かにそれは事実ではありますが、回復の一歩手前まで、不安や症状は意識すれば、そこにあるということ、そしてその先の本物の回復は、不安や症状があろうとも、それは気にもとめず、もちろん気にとめても、なおそのままに今していることだけをしていけることにあります。

今それがあるかどうか、確認することすら忘れている状態、意識したとしても、そこに判断をもっていくことをするより、今やっていることの方を優先事項として取り組んでいくことです。

それには結果を期待しないこと。

起きることは、ただ「それは今起きただけ」として出来事レベルだけで、あるがまま受け取ることです。

「ない」→ よかった!
「ある」→ 最悪だ!

ではなく、

「ない」→ ふ~ん
「ある」→ そうなのね。

どちらであろうとも、

「ふ~ん、そうなのね」というのが、あるがままの状態です。

それよりもさ、そもそも今なにしてたの?

と自分に常にツッコミを入れていくように心がけてください。

なかなか、心持ち含め、簡単ではないような気もするでしょう。しかし実践を繰り返していくうちに理解が進みます。

行動練習はもちろん大事です。
しかし、ただ闇雲に体験を増やしていくことだけではありません。やっつけ仕事のようなことではなく、意味を理解しながら取り組んでいくようにお願いします。