Q189:不完全さを受け入れて生きていく

じゅりママさんからの質問

いつもブログを読ませて頂いています。

私は半年ほど前に、何度か軽いパニック発作を経験してから、不安感が強くなり、毎日どこにいても不安にとらわれていた頃、このブログに出会いました。

子育て中なので、日々の生活全てが行動練習と思って、暮らしています。

波はありますが、生活はこなせていますし、このブログのおかげで、自分が本当に恐れていることを受け入れる、気分ではなく行動優先、など、発作症状だけでなく、生き方そのものを変革するきっかけを頂けたと、感謝しています。

最近は、症状にとらわれることも減り、生活を少しずつ楽しめるようになっていましたが、先日ひょっこり出た不安感に慌ててしまい、ちょっと足踏み状態です。

がっかりもしていますが、回復期の記事を読み直し、やっぱりまだ100%受け入れられていなかったのだな、このまま何も起こりませんように!と監視体制を強めていたな、と気づかされ、また出直しです。

良くなっていたために、自分の思考を意識することが減り、暴走しがちになっていたことにも気付きました。

そこで、質問なのですが、良くなっても、自分の思考が今にあるか?という意識は常に持ち続けるものですか?完治すれば、意識しなくとも、今にスポットライトを当てられるようになるのでしょうか?

お時間おありの時、お教え頂ければ嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。


回答


人は一生の中で悩み、もがき、葛藤に苦しむことがあるでしょう。


自分一人だけが、この世に生きているわけではなく、そこには自分も含め様々な想い、信念を抱いた人達がいるわけです。

時として彼らが自分自身を乱すこともあれば逆も然り。

もちろん、思いもかけない事は対人関係においてだけではありません。

どれもがコントロールしようとしてコントロールできなかったことで人はそれを問題として苦しむ側面があります。

そんな時は「今ココ」にいることは、中々難しいのです。過去を蒸し返してはイライラし、未来をみては不安になり、辛さを倍増させていきます。

過去は終わっており、未来は始まっていません。皆、今の自分にいないことで、頭の中でストーリーに浸っての不安だったり、怖れだったりもするのです。

そんなコントロールできない事象で、心ブレるときに、私がお話してきている方法をモノにしておくことは、あなた自身がこれから先、人生を歩んでいく中で、そんな時に傾いた心を、ベターな形で立て直し、「その時の今」よりは、「今日の今の自分」に余裕が生まれてくると思いますよ。

ギスギスで生きるか、大らかさをもって生きるか、当然、皆大らかさをもって生きたいと思います。でも、そうはなれない事もあるのが、この世の常であり、人でありましょう。

だから、そんな今の自分に気付きが早く入れられるようにする訓練をしていきます。

パニック障害が克服できれば、その養った力を自然と毎日の生活に活かせていることに自分が、そして周囲が気付くでしょう。

あなたが変われば周囲が気付き、周囲も変わります。周り巡って恩恵が生まれてくるのが、あなたが今、学んでいる方法となります。