Q205:実はまだまだ多い、そんな精神科の先生

ポコママさんからの質問

パニック障害と関係ない質問ですみません。
良い精神科ってなんなんでしょうか?
死産後からパニック以外に、うつ状態が出てたみたい(家族の話)ですが、最近またその状態が出てきました。

先生は、『なんでも精神的って言われてもね。なんでもうつって言ってもね』ってスタンス、飲む薬は自分で決め、調整してくださいという先生です。

いま服用は産後からずっとマイスリーとメイナックスですパニック障害になる数年前、生活に支障のないパニック発作のときもそんな感じで、ぜんそく専門医が精神科クリニックを紹介してくれたときもそんな感じで診察終わり、この症状はぜんそくなんだって感じになり毎回ぜんそく専門医に飛び込んだ経緯があります。

ずっとよくならないので(ぜんそく専門医は悪くないのに不信感を抱いてしまった)、ぜんそく専門医がさらに総合診療内科を紹介してくれてパニック発作とわかり、総合診療内科からまたその精神科クリニックを紹介されましたが、そのときにパニックの知識を持ってたらな、ここまでにならなかったかなって悔やんでしまいます。

飲むか飲まないかは別として、抗うつ剤の話もずっとありませんでした。なのに、この間私がたまたま抗うつ剤の話を聞いたことから、私が抗うつ剤を拒否するから、悪いまま?のようなことを言われました。

説明や提案も今までなかったのに、です。
わたしは出された薬をやめたり増やしたり勝手なことは、していません。必要なものは飲んでいます。嫌だったら嫌といい飲みませんが。

妊娠中具合悪くなったときに産科への手紙をお願いしても書いてくれませんでしたし妊娠したときの連携も心配ですが、いまの自分が今後心配です。

付き添いも、最初に処方する提案すればいいのに、こちらから話出してからあの言い方ないねおかしい先生だねと言っていました。話きいてくれるいい先生とは思っていましたが、なんとなくモヤモヤするものがあり、今回で信用なくしてしまいました。愚痴ですみません。
 

回答


無用な情報で、精神薬に対する偏った知識を持っている方は大勢います。

インターネットの普及で、他人の体験なのに自分にもそうなるのではないかと余計な不安をあおってしまう人もいます。精神薬は使い方で非常に高い効き目をあらわすようにできています。

一方で、医者は正しい処方、つまり患者さんと向き合って処方であるべきなのに、データ主義で何も患者さんの生活などには関知せず、その人の症状の状態だけをヒントに薬を与えるだけ。心療内科、精神科は内科と同様、薬の処方、診察はよほど慎重でないと、患者さんは一方的な被害を受け続けるだけになります。

お互いのアバウトさがマッチすると、薬の効果はむしろ不安定、副作用等の弊害へと導かれることになるのです。受ける方も、与える方もアバウトで飲み方、飲ませ方もいい加減。皮肉なものです。こうした関係性で診察が行われていることも実際に聞かれます。パソコンの端末に入っているデータとにらめっこして、患者さんの顔をろくにみずに話している医者は論外かと私は思います。

しかし、あなたは医者の説明に従い、きちんと処方通り飲んできて、たまたま薬のことを聞いただけだったのに、医者の返答に不信感を抱いてしまったのですね。医者も、上記のような患者さんが多いことに、少々患者さんを、決めつけた態度で、煙たがっているようにもみえます。少し個人的な感情論が、あなたに対する診察に表れてしまっているようにもみえますね。

「飲む薬は自分で決め、調整してくださいね」という言葉をあなたに言うこと自体、無責任な対応かと思います。この先生、何か心のひだを引っかかれた感を抱いたのでしょうね。それでも、あなたの不信感は理解できますよ。こうした薬の調整等は患者さんがやることではありませんよね。言葉足らずですね、このお話は。これでは、ますますモヤモヤと迷うだけですよね。

その先生とこれまで、どのような関係性があったのかは、コメント欄だけでは、伺い知ることができませんが、これまで順調であった関係であったのであれば、しばらく様子を伺うと共に、もし不信感があなた自身、ぬぐえないのであれば、セカンドオピニオン等をあおぐなどすることも考慮に入れておくと良いかと思います。

また妊娠と薬の関連性等で詳しくお聞きしたいのであれば、下記の場所へ問い合わせてみてはいかがでしょうか。


国立成育医療研究センター