Q208:結局、私はダメだ…は使い慣れたストーリー

葉さんからの質問

早々のご回答ありがとうございました。また何回も繰り返し読んでいます。

先生のするどい指摘にギクッとしました…。先生の回答して下さった考え方に定着する事ができれば、パニック障害どころか人生が変わるなと思いました。

また「結局ダメな私」思考になりかけた時に自分自身で突っ込みや訂正を加えていけば、変われるのでしょうか…。

「結局ダメな私」思考は私そのものなので、急には変われないと思いますが、コツコツ積み上げていきたいと思います。ありがとうございました。


回答


目標を妨げる要因となる、自分の中の問題としてあげられるのが…

自分の中の考えや思い込み、そしてそれに伴い出てくる感情、そして癖や習慣にしてしまっている行動などがあげられます。

それらをヒントに、まさに今、自分はその障害の最中にいるのだと気付くことがまず大事です。

「結局ダメな私」はいつからか、何かの体験を通して、そしてそこから、またさらに繰り返される体験によって、自分の中から生まれた考え方の癖であり習慣化したものです。

正しくはないのです。
それは。

なので、こうした信念にも匹敵する思いが出てくると、あなた自身が目の前のことから後ずさりしてしまうのです。

そうしてしまえば、いつまでも不完全な自分であることを自らが強要しているようなものです。

あなたにはもっと他の選択肢、「結局ダメな私」以外のものもあるはずなのです。

一部を取り上げて、大きくしないためにも、先ほどのヒントを手がかりに、目的を妨げている自分の状態に気付いていきましょう。

そうしているうちに自分自身をより客観視できるようになり、感情の渦から一歩ひいて、自分を見ることができるようになっていくでしょう。