Q214:変わる?変わりたくない?葛藤を許可する

空さんからの質問

富樫さんこんにちわ!

パニック障害の悩みではないのでここに書いて良いか分かりませんが、質問させて下さい。

私は20年前に摂食障害と診断され、それから特に問題なく食べられる様にはなっていません

今の現状は欲との葛藤です

以前富樫さんに質問した所、まずは食べてみてはどうですか?とアドバイスを頂きました

始めはその様にしていたのですが、自分の中の「食べない方が良い」という信念が強くそちらにすぐ傾いていきます

実際にもそんなにいらない気もするし、お腹がいっぱいの時もあります

ですが、食べ物の事がしつこく頭をよぎります

私の中で食べてはいけないと思い込んでるからか、よぎる事が凄く嫌で苦痛です

頭に浮かべば食べたくなるし、欲求が出てきます

それを受け入れようと浮かんだ後、浮かんだだけっと食べたいんだねと気付きを入れるのですが、その後のモヤモヤに葛藤しています

抵抗かなと思い手放そうとするもモヤモヤ

スッキリする事を求めています

もう頭でこれは欲求なのか抵抗なのかと考えるのもうんざりで、もうしんどいとなります

ゆういつ出来てるかなと思える事はこれらが頭と感情でわちゃわちゃやっていると分かる時もあるという事ぐらいです

そして愛してる人ならどうするか?という答えがいつもわかりません

わからないのでその都度その都度対応は違うのですが、いつもどこかなんかモヤモヤしています

答えを1つに絞りたいという思いもあります

実際欲が湧き買いに行く物は決まってお菓子や普段駄目だと思っているものばかりです

毎日の生活の中に喜びを見い出せないからお菓子で埋めようとしているのでしょうか?

私は趣味を多く持っていると思っているのですが、それも楽しい反面何かしんどい部分もあります


これはなんなのでしょうか?

ヒントか何か教えて頂だけると嬉しいです


回答


はっきり白黒つけようと
自分を常に「分析の拷問」にかけているようですね。

分析をかけるということは、何かと何かを比較することですから、自然と葛藤状態に追いやられます。

どちらかに結論を落ち着かせたいわけですが、ぶっちゃけ、あなたの中で「もう!自分の好きにさせてよっ!」の思いの方が強いのでは?

その思いは消化されていますか? 承認欲求は満たされていますか?

それではいけないから、そんなワガママ言っちゃいけない、思っちゃいけないから、どうにかしたい気持ちがつのるわけですが、本音は好きなようにやらせてよ!なのかもしれません。

少なくとも思うぐらいは、いいですよね?

日々のモヤモヤとの格闘の結果、ちょっとしたモヤモヤが許せなくなり、良いか悪いかの判断をくだそうと必死です。

「抵抗」を手放そうとしても、モヤモヤが残るのは、現状を変えなきゃといった強い思いがかえって、抵抗を生み出していきます。

誰のために現状を変えなくてはならないのですか?

誰と、そしてどこの理想と比較しては、変えなきゃと必死なのでしょうね。

趣味も手広くやってるようですが、なぜですか?しんどいと言っていますが、それはきっと何かと比較して、自分の穴を埋めるためではないですか?

趣味をあえて、少なくしてみては?本当に楽しくてやっているならいいですが…

「変えなきゃ」
「変わらなきゃ、私はダメだ」

それを手放しては、いかがでしょうか。

抱え込みすぎているように見えますよ。

さて…

そんな時は、抵抗を手放すことすら、実は抵抗しているので、まずは手順として、抵抗し続ける許可を自分に与えてあげましょう。基本は自分に優しくです。


◉「今は抵抗し続ける許可を自分に与えられますか?」

YES or NO

その上で


◉「抵抗を手放せますか?」

◉「手放しますか?」

◉「いつ?」


と「抵抗」を手放してみましょう。


そして現状を変えたい気持ち自体も手放してしまいましょう。


◉「まだ現状を変えたい気持ちがありますか?」

◉「変えたいと思う気持ちを手放せますか?」

◉「もしそうなら、手放しますか?」

◉「いつ?」


「セドナメソッド」、そして「クレア式」…

やらなきゃ!
やらなければ治らない!
わかってる!

でも!
その前に…
その前に!

私…
私を置いてけぼりにしないで!

誰もがやらなきゃいけない、やらないと!と思っているわけですが、それらは当事者ではない、誰かによって指導され、やるに至るわけですが、しかしそれは時として、自分の準備の無いままに執り行われます。

「抵抗し続ける」許可を自分に与えながら、早くどうにかしようとしたりせず、時に自分の気持ちを優先していきながら進んでみましょう。

あなた自身の「承認欲求」も手放していった方がよいようです。

今回の回答で、「ちゃんとやらなきゃ!」となりませんように。

やりたくなければ、やらないで自由にしても良いというスタンスも、今のあなたにはあってもいいと、私は思いますよ。