行き詰まり感の手放し方(セドナメソッ⑪)

2020/10/18 YouTube配信原稿


みなさん、こんにちは。

とがしやすゆきです。


11回目の「セドナメソッド」の講義動画を始めます。今回のお話は、「セドナメソッド」の中でも、とても大切な内容になりますので、じっくりと何度も聴き直すようにして下さいね。


いつもお話しているように、この動画の内容はブログにもそのまま原稿を掲載していますから文字を辿りながら聴くこともしてくださいね。


「セドナメソッド」は感情に焦点を当てて、あなたの行動を妨げる「感情・気分」を手放す方法です。


あなたが前進するために行動するのには、明確な理由があるはずです。


それは「今を変えたい」ということです。

何か変える必要があって、何かをしようとしているんです。


しかし「変えたい」と思っても素直に変えよう、動こうという人は少ないものです。


何かしらの感情や気分と戦ったり、折り合いを付けて、「やるしかない」、「やらなけらばならない」と自らを鼓舞してやったりするんですね。


人は基本的に、現状から動きたくないんですね。現状維持を好むものなんです。もともと慣れた環境から、新しい環境に動けているのは、感情や気分と折り合いを付けた結果です。パッと即行動!は実際はなかなか難しいんです。


行動力は決断力の賜物。

感情や気分との折り合いの早さが決断力とも言えるでしょう。


で!


でですね、決断力を妨げる感情、気分を手放して行動に結び付けるために「セドナメソッド」を使うわけですが、時に「抵抗感」を示すときがあって、その「抵抗感」の扱い方、手放し方を前回まで複数回にわたってお話してきました。


最終的には「抵抗感」をなかなか手放せない自分に許可を与える事で「抵抗感」の壁を突破しようというお話を「抵抗感」についての結論としました。


しかしですね、いくら「抵抗感」を手放してみても、結果的に行動には結び付かない事だってあります。


「実況中継」であれば、「今日はそんな日なのね」として、今日、今のあるがままの自分を受け入れて、その間浮かんで通り、時間の経過に任せていきます。


その時はそれで打ち止めと解釈して下さい。

執拗にそこをどうにかしようとしても、その時点では、無理であり、とらわれの罠にハマります。これは私のブログやカウンセリングを受けてきた人は、当然理解できていないとならないところです。大丈夫ですよね?


時に、「次回を待つ」潔さをあなたは持っておかなくてはいけません。


「セドナメソッド」は行動を邪魔している感情、「抵抗感」を手放して、決断力を早め「前進しやすい」自分を作るためです。


しかしですね、必ず毎回のように前進できるわけではありません。だからといって「効果がない、意味ないじゃん!」ではありません。


「セドナメソッド」は、ただそんな状態であっても前進しやすい自分の土台作りをしていきます。


綺麗な花、美味しい野菜を作るには、土が大切ですよね。花開く結果に導くためには、土という土台が大切で、その土台を耕していかなくてはならないんですね。


あなたの土を耕す作業が日々おこなう「セドナメソッド」の役割なんです。ここ重要なポイントですからね。


ただ、いくらこんな事をしつこく言ったところで、いざそんな状態になってしまえば、大人でさえ、聞き分けのない子供になってしまうものです。


やっているのに、なかなか土台作りさえじれったい、もうどうにかしたい!が止まらない時があるんですね。


そんな時、シンプルに二つの気持ちを手放してしまいましょう。


前置きが長くなりました。

ここからが、今回のメインディッシュです。


まず一つは「行き詰まり感」です。

あなたは大変な苦労と努力を重ねてきました。あれやこれやとやるべきと言われた事をやってきました。でもそんな努力に比例する結果が出ないことに、毎日いら立ち、不安になっています。


そうなれば、今をどうしてもコントロールしたくなります。しかし現状をあるがまま受け入れていくことが、心のカラクリからしても必要な事で、コントロールしようとすることは無駄な戦いとなってしまうのです。


だったら、あなたの中の「行き詰まり感」を手放してしまいましょう。

 

では言います。



◉「この行き詰まった感じを認めることはできますか?」


◉「変えたい気持ちも認めることはできますか?」


◉「行き詰まりを変えたい気持ちを手放せますか?」


◉「手放しますか?」


◉「いつ?」



各質問のあとは、いつものように「はい」または「いいえ」、最後は「今!」でしたね。



もう一度言います。


「この行き詰まった感じを認めることはできますか?」


「変えたい気持ちも認めることはできますか?」


「行き詰まりを変えたい気持ちを手放せますか?」


「手放しますか?」


「いつ?」


です。



変えたい自分を一旦手放してみましょう。

行き詰まりを否定するという形ではなく、この場では前進のために、その強すぎる思いを手放してしまいましょう。


「変えなきゃ」、「変わらなきゃ」を手放していくんですね。思いが強いのも良し悪しで、かえって得られていない、まだ未完成な状態に目が向いてしまっていると、人は焦ったり、無力感を感じてしまうものなんですね。


さて、やってみたでしょうか?

また同じくらい行き詰まりを感じていますか?

少なくなりましたか?


きっとまだ、なんとも言えない気持ちが渦巻いているかもしれません。少しの違いを良しとできない今、行き詰まり感と同時に「変えたい気持ち」が手放せないでいるんです。


まだ先ほどの「行き詰まり感」の手順で満足いかない場合は、さらに追加として、「変えたい気持ち」を手放しておきましょう。



◉「まだ現状を変えたい気持ちがありますか?」


◉「変えたいと思う気持ちを手放せますか?」


◉「もしそうなら、手放しますか?」


◉「いつ?」



もう一度言います。


「まだ現状を変えたい気持ちがありますか?」


「変えたいと思う気持ちを手放せますか?」


「もしそうなら、手放しますか?」


「いつ?」



このようにルーティンを追加しておいても良いと思います。


今回は「抵抗感」から、さらに一歩進んで「行き詰まり感」「変えたい気持ち」を手放しました。


当然ではありますが、100パーセントの結果を期待したり、求めないようにして下さい。各手順は、あなたが前進しやすいように、土を耕しています。待つという事も大切ですよ。


一定の回数を行った後は、またしばらくしたらやってみて下さい。


日常生活、仕事など私たちの1日のなかで、現状の行き詰まりや、変えたい事情、変えてやりたい他人が少なからず、誰にでも存在するものです。


しかし現実は思い通りにはならず、一人でヤキモキしているのが関の山。


そんな時「セドナメソッド」をやって、自分の気持ちを手放して、苦しいながらも前進しやすい道を切り開いていきましょう。


はい、今回は少し長くなりました。

「セドナメソッド」の講義の原稿が、ブログに上がっていますので、そちらを読み合わせしながら、何度も繰り返して理解を深めて下さい。


それではまた次回も聴いてください。

よろしければチャンネル登録をお願いします。

また同じ辛さを抱えている方にも紹介をお願いします。


今回もありがとうございました。

とがしやすゆきでした。


今回の動画版はこちら