欲求の手放し①(セドナメソッド⑮)

2020/11/15 YouTube配信原稿



みなさん、こんにちは。

とがしやすゆきです。


15回目の「セドナメソッド」の講義動画を始めます。


さて今回から、「セドナメソッド」の応用編に入っていきます。前回までの内容は基礎とはいうものの、とても大切な事なので、定期的に復習しながら、これから先の応用編を聴いてみてくださいね。


今までは「感情」にクローズアップして、今は必要のない感情を手放していくことの重要性と「セドナメソッド」による手放していく方法をお話してきました。


感情を手放していくことで、決断力と行動力が早くなっていくことを体験できている人もいるかと思います。決断力と行動力を邪魔しているのは感情ですから、その感情を手放していくことが優先されるわけです。


ただですね、やっぱり同じような場面になると同じような感情が強く湧いてきて、そのたびに「セドナメソッド」で手放していっているのが疲れる、面倒だと感じてきている人もいると思います。


それらは「抵抗感」を手放していくことでラクになってくることもお話をしてきました。続けていくうちに、手放せる時間が短くなったとか、感情自体が弱くはなっていくという効果はありますから続けていく価値は十分にあります。


ただ一方でしつこい感情の出現は、その感情にも何らかの意味があって生まれてきているものなのではないか?という、もう一つの視点でもって見てみると、他にも手放していくものが実はあります。


それがしつこく現れてくる感情の大元であることを理解すると、感情を手放すことを抵抗してしまうことの意味もよくわかってきます。


感情を手放せない、抵抗を繰り返してしまう原因は何か。


それは「欲求」の存在です。

理由があって感情は存在します。

しかしなかなか抵抗感すら手放してもラクにならないのは、あなたが密かに抱えている「欲求」が満足いかないからです。


自分の中にある「〜であってほしい」とか「〜であるべきだ」という欲求です。


そうした欲求が充足していれば心地よい感情に包まれます。一方で欲求に物足りなさがあれば、また不快な感情に包まれます。


「セドナメソッド」では人間の感情の裏には、「欲求」の欠乏感があり、その欲求を明らかにすると共に、手放していくことで抵抗感が薄れ、感情を手放すことが容易になると言っています。


これから複数回に渡ってお話していく「欲求」が満足いっていないと、感情を手放しても、同じような行動、繰り返し、感情が繰り返されていくことになります。


これらは特に依存症では必須のスキルとなります。薬物依存、万引き依存、恋人依存、アルコール依存など、あらゆる繰り返される依存症においては、この欲求の欠乏感が満たされないために起きてくることなので、欲求の理解と「セドナメソッド」で手放していく必要があります。


「セドナメソッド」の応用編として、これら欲求への気付きと「手放し」が必要である事を、あなたはこれから学んでいくわけですが、ここで注意して欲しいのは、きちんと今までの基本ラインの方法を使ってから、応用編の方法を活用するようにしてくださいね。


応用編のスキルは、あくまで基本ラインで「地ならし」をしてから行うものですから、応用編で一気にやっても効果は半減しますから、単独で応用編だけをやらないようにして下さいね。


「セドナメソッド」は手順がとても大切なので、せっかちな人は注意して下さいね。基本ラインだけでも半分以上は十分に効果を発揮します。


「セドナメソッド」で言っているところの「欲求」には4種類あります。


それは


「コントロール欲求」


「承認欲求」


「安全欲求」


「分離欲求」


です。


ここでもう一度思い出して欲しいのは、求めている、つまり「欲求」の存在は欠乏感と同じであるということです。


ないから求めるているわけです。これが満足いかないと、不安や悲しみなど苦しい感情が湧いてくる事になります。


繰り返される、ある場面での苦しい感情の影には、「欲求」の欠乏感があるのです。


しかし、この欲求は独りよがりなものが多いので、容易に自分の思う通りに満足いくことは多くありません。


それを知らずに求め続けていても、苦しい感情が繰り返されるだけです。


「セドナメソッド」ではこの欲求の存在を知り、手放していきます。


さてその「欲求」について、今回は種類をお話するにとどめます。次回以降、細かいことをお話していきます。今回の「欲求」への理解、行なっていく上での注意事項をきちんと知った上で、また次回以降も聞いてみてください。


それでは次回、またお話をしていきます。

ありがとうございます。

とがしやすゆきでした。


今回の動画版はこちら