Q221:更年期症状とパニック発作症状の区別について

まなままさんからの質問

はじめまして。
今、困っていることは、更年期に差し掛かる年齢になって、「パニック障害の症状なのか、更年期障害の症状なのか、あまりに酷似していて医師にも区別かつかないため、両方の薬を飲んでいる状態」だということです。

急な動悸、手足の震え、血の気が引く感覚、胸のつかえ、など、、、

パニック障害の症状ならすぐに頓服薬を飲まなければ、どんどん苦しくなります。辛いです。

しかし、更年期障害の症状なら、薬を飲んでも変わりません。その差が分からないのです。

今は呼吸が苦しくなるため、どちらの症状わからなくても頓服薬を飲むのが多いですが、できれば薬は減らしていきたいので、悩んでいるのがつらいです。


回答


まず薬を減らしたいお気持ちはわかりますが、苦しさを我慢して、日常生活の質が低下していく方が、メンタル的に悪影響です。

飲むべき時は薬は飲むべきであり、今の状態は我慢すべき時ではないと思います。どちらの薬であろうともです。

何か、軽い運動など、少し気分転換に時間を工夫してみてはいかがでしょうか。

医者にも区別が付かない症状はご自身でも判別ができないことは、ある意味で当然です。今の苦しみは症状だけではなく、「はっきりさせたいのに、はっきりしない状態」にもあります。コントロールしたい欲求が高まってくると、本来できることのない事まで、やらなきゃという強迫感、とらわれへと繋がってしまうので気分的にも滅入るばかりです。

どちらも断続的に、波のある症状だったりするわけですから、どっちの症状なのかと判別するよりも、辛さをバロメーターとして薬の適用すべきか否かを判断されることが良いのではないでしょうか。

体調がある程度の緩和、落ち着きを取り戻していくのを待つのも、クレア式の四原則である「直面する、受け入れる、浮かんで通る、時間の経過に任せる」の適応です。

薬を使いたくない気持ちは、人それぞれですが、飲まずに我慢し続けて、飲むべき時に飲まずにいることの方が心身ともに良い対応とは思いません。

薬の助けを借りつつ、日常生活のルーティーンの見直し、適度な運動などご自身なりの気分転換を見つけて、この局面をやり繰りしていただくのが最良かと思いますよ。