2021/1/11 YouTube配信原稿
みなさん、こんにちは。
とがしやすゆきです。
第18回目の「セドナメソッド」の講義動画を始めます。今回も前回に引き続き、「承認欲求」についてお話をします。
前回のお話では、パニック発作を怖れているのは、症状の辛さだけではなく、自分を自分自身がコントロールできなくなっている状態を周囲に知られてしまうこと、見られてしまうことへの怖れ。
つまり
「こうありたいのに、こうみせたいのに、こうみられたいのに」が叶わないことへの怖れがパニック発作へお怖れに含まれているのだということをお話しました。
さてパニック障害などになると、どうしても病気によって迷惑をかけることを意識しすぎるせいか、承認欲求が不自然なほどに高まっていることがあります。
パニック障害が数年に渡り、慢性化している人はなおさら周囲の人、家族などに気を使った生活をしている人はなおさらです。
承認欲求も高いと厄介なのが承認を得るためには、知らずのうちに自己犠牲も自然とやってのけてしまうこと。
ちょっとお聞きしますが、あなたは対人関係において、相手の気持ちの先回りをして、する必要のないことを買って出る人だったりしませんか?
もちろん、その行為によって喜ぶ人がいて感謝もされることかもしれませんし、それが信用に繋がるというメリットもあるかもしれません。
でも一方で、やるんじゃなかった…と後悔することが、あなたには多くありませんか。
あなたにも、その行為によって承認を得られるメリットと、相手にも行いを自分にしてくれたことで自分への承認を得られたというメリットがあります。
ダブルのメリットがあっていいじゃないかと思っているかもしれませんが、承認欲求は限界を知りません。どんどん、どんどん欲しくなるのです。
あなたも、もう本当の自分を見せるのがとても怖くなっていませんか? 断れることなのに、相手の問題なのに、自分がそれを背負っていることってないですか?また相手の要求が少しずつ高く、頻繁になっている雰囲気を感じ取っていたりしませんか?
メリットと思っていることが実は、長い目で見ると対人関係のこじれに繋がったりすることがあるんですね。
自分を犠牲にして周囲に合わせようと、ものの見事に自分を騙して自分を半強制的にコントロールするのが上手いです。これはもはや自然にやっていたりすることなので指摘されても、すぐには気付けないことかもしれません。
いいじゃない、それで喜ぶ人がいてくれるならオッケーよ。そう思う人もいるかもしれませんが、しかしそれは危険な発想です。
あなたは、何のために自己犠牲まで負って自分を演出しているのでしょうか? 少し考えてみるといいかもしれません。
さてパニック発作症状を引き起こすことを怖れているのは、なにもあの苦痛だけを怖れているわけではないということは前回お話した通りです。
この承認欲求の高さからやってくる症状に襲われているとき、そのあとの自分自身のアイデンティティーの崩壊の恐怖。つまり自分が自分ではなくなってしまう怖れが、パニック発作症状には含まれています。
自分が自分をコントロールできないことは、他人に迷惑をかけてしまうこと。
「こうありたい、こうみせたい、こうみられたい」が、叶わないこと。
これがパニック発作症状への怖れの中には含まれています。この症状自体の怖れ以外の、あなた自身の潜在的な怖れには、今回の高すぎる「承認欲求」が絡んでいるかもしれないということ。
この根本がわかっていないと、ただ苦痛にだけ目を向けて排除しても、欲求がまた邪魔をしてきます。
さて、話が込み入りましたが、この承認欲求を手放す方法は、前回のコントロール欲求と同じ
でとてもシンプルです。
あなたが心のどこかで、パニック発作を怖れる事が症状だけではなく「承認欲求」の強さからやってきている部分もある事がわかったら、この承認欲求を「「セドナメソッド」で手放してしまいましょう。
◉「承認欲求を認めることができますか?」
◉「承認欲求を手放せますか?」
◉「承認欲求を手放しますか?」
◉「いつ?」
いつもと同じで一つ一つの回答は、「ハイ」または「イイエ」、もしくは最後は「今!」でシンプルに。
もう一度、言ってみます。
「承認欲求を認めることができますか?」
「承認欲求を手放せますか?」
「承認欲求を手放しますか?」
「いつ?」
となります。
今回のお話は、人によりさまざまな側面がありますから、対応には少々違いが生まれることをご理解ください。むすがしいとお考えであればカウンセリングを受けてみてくださいね。今回も「承認欲求」の手放しについてお話しました。少し込み入ったお話だったので、これも繰り返し聞いて理解を深めてください。
それではまた次回もお話を聴いてくださいね。
ありがとうございます。
とがしやすゆきでした。