2021/2/7 YouTube配信原稿
みなさん、こんにちは。
とがしやすゆきです。
第22回目の「セドナメソッド」の講義動画を始めます。今回もシリーズにして数回お話をしていきます。お話していく内容は「目標の設定と達成」についてです。
自分が立てた目標がブレてしまうことはよくあることです。せっかく立てた目標も達成されなくては、時間の無駄だったという気持ちにもなり、そうした繰り返しが起きてしまうと、無力感や無気力に陥ってしまってよくありません。
私もそうですが、「目標」という言葉のイメージはどことなく、続くだろうかという不安が付きまとうものです。
また世間の流れに目をやれば、これをやったらいい、あれをやるべきだという話が多く入ってきて、本来自分には必要のないことまで、「やらなくてはならないことなのでは?」という強迫感を感じてしまうのも事実。
目標を立てる前に、私達はなぜそれが必要なのか。本当に自分にとって目標を立てて、それを実行し結果を出す必要があることなのか。もしそうならば、なぜ必要なのか。自分にどんな有益な結果を出すのかを具体的にノートに書いてみましょう。
そうすれば世間の風潮、他人の言葉に乱されずに、自分にとっての必要性で素直に目標達成率は高まるでしょう。
以前にも「抵抗」についてのお話で、本来、「やらなければならない」というものについては必要であっても「抵抗感」が付きものであるとお話をしました。ですから、自分にとって強い必要性を見いだせていないと、どんな人も三日坊主に終わります。
これを意志の力でやり通せる人は、そうはいません。
さて「セドナメソッド」では目標達成についてもお話をしています。
目標に関してのイメージは人それぞれ異なります。そして目標を作るにしても、それを実行している過程においても、できるだけ自分自身を「執着や嫌悪感を持たない状態にしておくこと」が大切であることを言っています。
ここで言うところの「執着」というのは、「この目標は絶対に達成しなければならない」といった強い願望のことを言います。あまり強すぎるこうした気持ちは、自分自身を良い意味で追い込むには良い面もありますが、たいていは息切れしてしまうものです。時に訪れるスランプで、うまくことが進まなくなった時に、強い嫌悪感との戦いをすることなります。
目標はぜひ達成したい気持ちは持ちつつも、それに向けて歩き始めたら、「目標が達成できるかどうかをまったく気にせずにいる状態」が最良であるとセドナメソッドでは言っています。
目標達成に関して抱いている執着や嫌悪感を明らかにして、それらを手放していくことは、本来自分には、その目標を達成する必要性がなかったものであったことにも気付けるかもしれません。これは非常に重要なことです。
もちろん目標の達成に一役買うことにもなります。どちらにせよ、目標が達成できるかどうかをまったく気にせずにいるという、とらわれのない状態にして、むしろ「淡々と行動し続ける」その結果としての目標の達成とすることがとても大切になってくるわけですね。
さて「頑張る」という言葉は時に、頑張ることに疲れてしまうことになりがちです。「頑張る」ことに対する執着が強いと裏目に出てしまいます。
もっと力を抜きたいところです。
もっとあなたに近い言葉で説明するならば「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせる言葉も、この「大丈夫」に強く執着してしまうと、逆に大丈夫ではない要素を見つけてしまい、嫌悪感を抱きながら、事の対処に当たることになります。
目標達成するためにやることだけではない、自分の意志との戦いとなってしまいます。それでは疲れるだけです。本来やるべきことにエネルギーを使えません。
いつも「自分の在り方」に監視の目が注がれるようになってしまいます。そうなると本来、一定ではない気分なのに、気分の良し悪しにやろうとしていたことを素直にただやるだけという状態に自分をもっていけずに、モチベーションを上げることばかり考えるようになります。
そうなると、どうなるか。
やる気、モチベーションの上げ方といった自己啓発本を漁るようになります。本来目標達成のためにやるべきことが棚上げとなり、意志の力に頼ろうとしてしまいます。必要のない情報、本ばかりが増えていくことになります。
セドナメソッドでは、あなたが、自分で設けた目標が本当に必要なものなのか、また立てた目標の軌道修正を助ける役目を果たします。それによって今まで抱えてきた目標に対するイメージを変え、目標達成ができるかどうかに常に目を光らせることなく、決めたことを「ただ淡々とやっている」という状態に自分をもっていけるようになります。
目標は立てることは必要でも、立てたら何が何でも達成するんだという気持ちは手放しましょう。
時にその目標を断念することもあるかもしれません。しかしセドナメソッドによって目標達成に対する執着や嫌悪感を手放しておくことで、やめてしまうことに対しての恐怖感や失望感を格段に減らし、目標に対するイメージがかわり、あらたに見つけた目標に対しても前向きに取り組むことができるようになります。
人生はいつでも軌道修正が可能です。
できなくなったら、それで終わりではありません。
次回はこの目標の設定と達成について、より具体的にセドナメソッドで手放していく方法についてお話をしていきます。
今回も聴いていただき、ありがとうございます。
また次回も聴いてくださいね。
とがしやすゆきでした。