にもさんからの質問
私は恥ずかしながら親の遺産と、貯金で8年ほど、無職で生活してきましたが、もういいかげんお金も無くなってきたし、働かなければと思っています。
私の病気の特徴として、疲れることへの恐怖がぬぐい切れません。
睡眠は7時間以上、寝なければ。。。とか次の日が休みじゃないかぎり、休日は家でゆっくりしないととか。。。
で、2年間これではまずいと思い、ゆるいシフトで、誰でもできるアルバイトをしてきましたが、本当に内容も薄くて、とにかく暇の一言。
座り作業で、お客様も来ない。ただ座っているだけで、やりがいも感じないし、慣れてくるとよからぬことを考えてしまって、薬を飲んでしまうこともあり、退職しました。
で、現在、新しい職を探しているのですが、今までみたいに楽ではなく、時間も長く勤務するとなると年齢ものこともあり、不安で仕方がありません。
いくつかエントリーをして、面談もこなしていますが、なかなか条件が合わず、苦戦しています。
疲れることの恐怖から逃れたい~。
こんな私に叱咤激励お願いします。
回答
どんなに症状から逃れようと必死にやってきても、いずれはどんな形であれ、向き合わざるを得なくなる状況になります。
今回がそれです。金銭的な問題だけではなく、親との離別、災害、病気など、時と場合により、自分の不安や発作が…などと言う暇もなく、対応していかなくてはならない時が起こるのです。
ですから、あなたはついにそれに向き合う時期となりました。
あなたが抱えてきた、「こうなると、こうなるに違いない」という思い込みの書き換えを、本腰入れてやっていかなくてはならないのです。
そうこう思いながらも、どこかで逃げ道を密かに探しているのかもしれませんが、もうやめにしましょう。
いくら今回も何とか事なきを得たとしても、いずれはまた同じような状況に放り込まれます。
それまでに自信と勇気を付ければは、淡い幻想です。
どんな事で自信と勇気を養うのでしょうか?
それを身に付けたければ、今、ちゃんと現実に向き合いなさい。
泳げるようになりたければ、水に入るしかないのです。
あなたの抱えている病気の特徴は、ごくありふれた症状です。珍しい症例でもまったくありません。
少なくとも2年間は社会との接点を保ってきたあなたは分かったとは思いますが、仕事はある意味、面白みもないものです。
面白みも意味もなさそうな不快な状態に身を置くのも人生の訓練だと思いなさい。
その面白みもないところを抱えつつ、日々みんなやり繰りをしています。生きる糧をどこに見出すのかは人それぞれ。
子育て、週末のレジャー、趣味、信仰…さまざまでしょう。
面白くなければ意味がないとか、やりがいを感じるべきだとか、それは現実に向き合っていない神経症的思考です。
気分で自分を動かしてはいけません。目的本位で生きなさい。
これから新しい仕事を見つけるにあたり、年齢のこともあってと、おそらく以前の仕事よりは見つける事も、仕事内容も厳しいものになるのかもしれません。
でも、ここからは逃れられませんよ。逃れずにやってみるしか、あなたの今抱えている不安は解消しません。
疲れることからの恐怖は、疲れを体験して、その時の自分を正面から向き合うこと。
いくら自己啓発系の本を読んでみたりしても決して解消はされません。
あなたの「とりあえず、あえて、だからこそ」やってみることが、今回あなたに与えられた課題です。
参考書を示します。
あなたの中の「安心感」を育ててみて下さい。
もちろん職探し、仕事は同時並行ですよ。あなたに足りていないもの、あなたの病気の仕組みがわかりやすく説明してあります。↓
「不安・イライラがスッと消え去る「安心のタネ」の育て方 ポリヴェーガル理論の第一人者が教える47のコツ 」
https://www.amazon.co.jp/dp/480476366X/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_HHVZ6XCS26W0FBWQ9JR8