ことぶきさんから質問
富樫先生のおすすめしておられる「不安のメカニズム」を購入して、まだほんの少しですが読んでいるところです。
不安があってもそのままにして、今やっていることをやり続ける、を実行し、買い物など近場ですが行動練習をしております。
症状があるないに囚われない。
ただ身体的症状があるだけ、など、自分に言い聞かせながらやってきました。
しかし、家にいてリラックスしている時にも、謎の不安感が急にきて、しかも毎日なので、家にいるのになぜ不安感に襲われるのか。今ぜんぜん不安になるところじゃないのに!
私は何に不安になっているのかもわからず、
心がモヤモヤ、ソワソワして、疲れてしまいました。
自分に言い聞かせて頑張ることに疲れ、無気力になっています。
不安があってもいいと思っていたのですが、毎日くるのは勘弁してほしい、もういやだと思っています。
どうかアドバイスと渇をお願いできますでしょうか。
回答
家の中で、何もしていないのに、別に問題のある状況でもないのに、発作症状などが出てくることは、以前からありましたか?
もし以前からもあるならば、やることはお話してきている通りです。
場所、状況問わずやることは同じです。
ただ、この方法をやり始めてということでしたら、これはよくあるパターンでもあります。
気付こうと必死になっていると、そうした事が起きます。
力みすぎているかと思います。
でも、皆はじめはそうです。
「気付かないと!…」とやりがちな人が多く、それはなぜかと言うと、気付けば大事にならずに済むと思っているからです。
でも、それは症状を受け入れていることではありませんよね? わかりますか?ここは重要ですよ。
大切なのは、それがやってこないように「監視」することではなく、出てきた時に「観察」をするという事です。
監視と観察の言葉の違いをよく理解して下さい。
この方法を知るまでは皆さん、監視活動に必死です。
しかしこれから目指さなくてはかならないのは、観察です。
家にいれば安全・安心な場所ですから、常にこうありたいものだと思います。
だからこそ、こうした思いもかけないところで起き始めることに、原因探しや、それらに強い関心を持つに至ります。
しかし、それはそんな出来事がたまたま起きているだけ。
出来事を体験しているだけなんです。
そこに解釈を付けないで下さい。比較をしないでください。
「ふーん、そうキタかぁ」でいいんです。
先日の第38回目の講義動画を見てください。あそこに掲げてある文言をメモしてその都度自分に伝えてください。
また実況等は、伝えるというニュアンスです。「言い聞かせ」となると、やはり症状をコントロールしようとする必死さが出てきます。
それは受け入れではありません。
「勘弁してくれ、嫌だ!」は期待していた事が、そうならなかった時に出てくる言葉でもあります。
しかし、そうした事が起こりうるのがこの病気です。
そして、その状態をどう受け止め、浮かんで通り、時間の経過に任せるのかが大事です。
クレア先生の本を読み込んでください。理解はまだ半分にも至りません。
クレア先生の書かれている四つの原則をどのようにしてやっていくのかを方法論として落とし込んだ事が、ブログやYouTubeで述べている事なので、本と合わせて、記事を選ばず、すべて読むようにして下さい。
知識と実践です。数稽古をしてはじめて理解したと言えます。
良い意味でまだまだやる事があります。
頑張って取り組んでみて下さい。
きっと今より理解が進んできますから。