Q236: 「受け入れる」は我慢するとは違います

ことぶきさんからの質問


症状を「我慢する」のと、症状を「受け入れる」ことの違いはありますでしょうか。

症状を受け入れているときも不快で、嫌だなぁつらいなぁと思っているのですが、これは受け入れていることになりませんか?

症状があると、今やっていること(家事など)を続けることは難しくなります。

受け入れているときも、時間の経過に任せている時も、不快なのは当たり前だと思っていいのでしょうか。



回答



よくあるご質問です。

「受け入れる」は「我慢する」と同義語ではありません。

ここは取り違えやすいところであり、ここを間違えると、私の提案している方法はすべてが間違った方向へと向かいます。

「受け入れ」はあるがままを認めるということです。

認めると言っても、前向きに肯定するとは違います。ここも間違えやすいところです。

前向きにとらえることではなく、嫌な事は嫌であることを認めていいいのです。

もちろん症状があるときは、いつもの生活ルーティンもうまくいきません。

しかし、それは当然ですよね。いつもと違うのですから。

いつもと違う今の私。

それを肯定でも否定でもなく、つまりジャッジせずに、そのままありのままを、「そんな自分」として受け止めます。

そして、今自分は「そんな出来事を体験しているだけ」として、今やるべき事があれば、その状態のまま事を成していきます。